2007.07.25 (Wed)
魔笛
The Magic Fluteケネス・ブラナー 監督
2006年 イギリス 139min
109シネマズMM横浜 シアター2
188s SRD/DTS/SRD-EX
いつものように開映直前に劇場着いたら超・混・雑。
そういえば世間は夏休みでしたねそういえばメガネ少年の最新作も封切りしてましたね。
うっかり鑑賞断念の危機でした。
舞台は第一次世界大戦中のヨーロッパ。若く美しい兵士タミーノ(ジョセフ・カイザー)は敵の攻撃に倒れたところを助けられ、夜の女王(リューホフ・ペドロヴァ)のもとへ導かれた。女王はザラストロ(ルネ・パーペ)という男にさらわれた娘パミーナ(エイミー・カーソン)の救出を彼に依頼する。美しいパミーナに心奪われたタミーノは鳥刺しパパゲーノ(ベン・デイヴィス)と共に彼女を救うべくザラストロの館へ向かう。
えっと、あえて予習なしで行きました。第一印象とか貴重なので。
(゚o゚) (゚Д゚) (゚A゚) (゚◇゚) (゚д゚) (゚△゚) (゚□゚) な感じだった。
クソ真面目な話と思い込んでたからまず3人の侍女たち(テゥタ・コッコ、ルイーズ・カリナン、キム=マリー・ウッドハウス)からジャブ喰らったよ。
かなり唐突尽くしで、正直世界観についていけなかった。
これがオペラってもんなんですか?
映画化にあたり、普通の映画っぽくする気は監督様には微塵もなかったようで。
元のオペラは古代エジプトが舞台だそうですが、そうやってオペラを貫くなら時代を下らせたのは意味なかったのでは…
話がファンタジーというか現実離れしてるので時代も元の通り遠くてもよかったような。
主役、どっちも顔好みじゃなかった(…)ので、すげ美男!すげ美女!ヒャッホイ! とはならなかったんですけどまあ歌重視ですしね。
パミーナの絶望は「はっ はやっ(゚д゚)」と思いましたけれど首吊り・剣どちらもシーン単独では美しかった。好きなシーンです。
剣のシーンで己を凶器の花嫁とするのはいいんですが、「ダーリン、カムインサーイ!」なんて若い娘さんが喚いちゃだめですよね(何)
話知らなくても聞いたことある曲多いのはさすが。
オーケストラも歌も聞いてて気持ちいい。ボーイソプラノがすっごく綺麗だった!
あのパパパッパッパ〜♪の歌があんなバカップルの歌だとは思わなんだ。
ていうか、パパゲーノがウィル・フェレルにしか見えなくて大変困りました。
いや顔は全然似てないんですけど…格好とか位置づけとか?『プロデューサーズ』の呪いです絶対。
個人的には魔法の笛より魔法のチャイムのほうが目に見える魔法っぷりだと思いました。
ぶっちゃけてしまえば冒頭とエンドロールが一番素直に楽しめたところかもしれません…オーバーチュア×花畑×戦場ってよかったよ!
ってこれは『笑う大天使』に対する原作者コメントではないか(苦笑)
いや悪くないんだけどさ、ついていけなかったよ。
つっこみどころ満載、というかつっこまないどころ・無て感じだったし。
パパゲーノあっさり辿り着きすぎだろとかw
特に女王はね!楽しいねあの人!怖すぎ。
空飛べたんじゃないですか女王様、とか口から戦車吐いてるように見えるってどういう意図の演出ですか、とか。
…と、いろいろアレですがオペラ鑑賞という行為に無縁な貧乏人にはこういう映画はありがたいです。
もっといろいろ映画化して欲しいな。
欲を言うなら原語でやって欲しかったけどね。どうせなら。
やっぱり英語でもカチカチしたところってあるんですね。
はちゃめちゃな印象を残して走り去られた感のあるお話ですが、モーツァルトが『アマデウス』で描かれた通りのお人ならかなり“らしい”よな、と妙に納得してしまったのでありました。
2007.05.09 (Wed)
オペラ座の怪人 ―再上映鑑賞メモ2
日劇PLEX 日劇2(668s SR/SRD/DTS/SDDS/SRD-EX)にて。
久々だったからかな、すっごくピュアに楽しめた気がします。
相変わらずつっこみどころ多いよなとかそういう目線だったのにも関わらず、音楽に背筋はぞくぞく、展開に潤み目(基本この映画では泣かないワタシ…)。
完璧な映画、とはとても言えないんだけれど観終わった後の満ち足りたあの気持ちはなんなんだろう。
ストレス溜まってるつもりはなかったけれど、先月ケーキ7回買って帰ってたり簡単にひいた風邪がなかなか治りきらなかったり、疲れてたんですかね。
明日からもまた頑張ろう
とかは特に思ってないですけどすっごく幸せな気持ちになれたよ。
全員が歌のプロで構成されたドイツ語吹き替え版を聞いた後ではジェラルド・バトラーの歌声は聞けなくなるんじゃないだろうか(苦笑)という心配をしていたんですけれど全くの杞憂。
いやね、いろいろ言われてますけど確かにプロとは違うけど彼の歌も素晴らしい思うのですよ。幸せな子…てか耳?
エミーが好き(唐突な告白)。
席を座り間違えて気まずかったです。アルファベットが出来ない子でした…
正しい位置に座り直すと近所でも「すみませんそこ…違ってません?」みんなもちついてw!
以下、久々で興奮、書きなぐりなオタクトーク箇条書き
2007.03.19 (Mon)
007 カジノ・ロワイヤル
007 Casino Royaleマーティン・キャンベル 監督
2006年 イギリス・チェコ・ドイツ・アメリカ 144min
“00(ダブルオー)”に昇格したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。昇格後最初の任務はテロ組織の資金源であるル・シッフル(マッツ・ミケルセン)にポーカーで勝ち、彼の資金調達を阻止することであった。パートナーとして財務省より送り込まれたヴェスパー(エヴァ・グリーン)と共に、ボンドはモンテネグロにて任務を開始する。
6代目ボンドのクレイグは非難轟々だったけれど公開されたら大絶賛だったとかいろいろあるみたいですが、学校行事で一作(確か『ワールド・イズ・ノット・イナフ』)しか観たことがない私にとってはあまり関係ないことだったりします。
でも好みのお顔です。
それよりエヴァ・グリーンばっかり観ちゃうね。美しい〜。
本作に出るために『ブラック・ダリア』を蹴ったとか。
おかげでこっちは全っ然エリザベスに似てないマデリンを見せられたわけですが、エヴァ側にとっては正解の選択でしょうね。
クセのあるお顔立ち(失礼?)だと思うんですけど、あの瞳に吸い込まれる。はぁ。
ボンドとの会話もいいね!
ていうか大問題勃発ですよ。
ポーカーがわからない
“緊迫のカジノシーン”とのことですがルールがわからないので状況もわからない。
ディーラーがどうこう言ってくれない限りボンドが優位なのか窮地なのかがさっぱり。
これはもったいないことしてる自分!
ルールわかればもうちょっと面白いんでしょうね…がくり。
ていうか直接ル・シッフルやっつけちゃだめなの?
そして今回分かったこととしては:
のぞみはあまり007シリーズが好きではない かもしれない。
前回のワールド〜を観たときも、「結局兄ちゃんがドンパチ暴れておねえちゃんとよろしくする話じゃんか」としか思わなかった気がします…
なんだろ、クールすぎてだめなんかな。
少女趣味な者としては、やっぱり心を許す、最後には帰るホーム的な人がいてほしいんですよ。
男でも女でもいいから、信頼できる人。
一人で生きていけるそんなところがかっこいいけどちょっとさみしい。
そういう意味では今回出てきたヴェスパーはやっぱりボンドガールの中でも特別な人なんでしょう。
だけどさー、
とあおってねたばれる
2007.01.19 (Fri)
Dearフランキー
Dear Frankieショーナ・オーバック 監督
2004年 イギリス 105min
リジー(エミリー・モーティマー)は母ネル(メアリー・リガンズ)と共に9歳になる息子フランキー(ジャック・マケルホーン)を連れ夫(カル・マカニンク)の暴力から逃げ続け、今また新しい街へ越してきた。「パパは船乗りで、アクラ号という船で世界中を回っているのよ」本当のことが言えず、嘘を重ねるリジー。そして新しい土地にも慣れた頃、アクラ号が寄港するというニュースが舞い込んだ。
初見の時はストレンジャー役ジェラルド・バトラー祭だったんですよね〜(遠い目)
今回は冷静な視点で観れたかな。
とにかく役者揃いですね。
ジャック・マケルホーンがほんっとうに演技うまい!!
すっごい難しそうな役なのに。
リジーがネル、マリー(シャロン・スモール)と歌っているのを「感じて」いるシーンが特に好きです。
これ見よがしに補聴器を付けるシーンが印象深い。
滑稽でおかしみのあるシーンなんだけれどなんか私は笑える立場にあるのかな…とか考えてしまう。
あのおばさんと同じ行動をとってしまいそうで。ちょっと怖い。
「ママには僕がついてるからね」頼もしくて、そして可愛い。きゅん。
本当に賢い子だなあんた。
ジャックだけじゃなくて子役みんな可愛いんですよ。
お目々くりくりで小生意気で。
カトリーナ(ジェイド・ジョンソン)の「女は秘密が大好きなのよ」もいいけどやっぱりリッキー(ショーン・ブラウン)ですな!
ドアの前で踊ってるのがたまらん。
ジェラルド・バトラー登場って本編開始40分後なんですねー。
低い声と大きな手にぎゅんぎゅんするぜ…
寡黙だけど全身からあたたかなオーラが立ち上っていていいすな。
ストレンジャーによりフランキーは救われたのだけれど、その何倍もリジー自身が救われていたんだなあと今回観てみて思いました。
いつ夫が自分たちの居所を突き止めるかという恐怖、フランキーの将来への不安、気の休まるときはなかったんじゃないか。
自分が息子と母を支えなければいけないと始終思っている人の前にああやって寄りかかれる人が現れたらねえ。ねえ。
エミリー・モーティマーかわええ。そして役者。
ダンスシーン好きだ(´▽`*)
背景というか画面が素敵〜と思って観てました。
昔のジブリのような。現代物だけどクラシックな感じ。
グラスゴー派の絵画の色調を参考にしてるとか。綺麗なんだ。
結構ヘビーな舞台設定なんだけど、画面全面、映画全編から優しさ、おとぎ話性を感じる。
うまく言えないんだけど「なんかいい気分」で観られる作品ですね。
2006.12.27 (Wed)
敬愛なるベートーヴェン
Copying Beethovenアニエスカ・ホランド 監督
2006年 イギリス・ハンガリー 104min
109シネマズMM横浜 シアター5
170s SRD/DTS/SRD-EX
作曲家を志すアンナ(ダイアン・クルーガー)は、『第九交響曲』の初演を間近に控えたベートーヴェン(エド・ハリス)のもとへ写譜師として出向く。女だということで最初は相手にもしないベートーヴェンだったが、次第に彼女の才能を認める。アンナもまた、粗野で傲慢でありながらも神の声を紡ぎ出すその男が孤独に苦しんでいることに気付くのだった。そしてついに、“第九”は初演の日を迎える。
第九を大音量で聞いてみたいな、と思いまして。
すごかった!!
音楽だけでここまで号泣するって、初めての経験。
合唱が始まったとき痙攣のような衝撃を感じた。
オーケストラの演奏って元々好きだけど人の声にあんな力があるなんて。
周りで観てた人たちも泣いてるみたいだったなあ…
あのシーンだけで900円ぐらいの価値あると思いましたわよ。
でも演奏シーンでジャンッと終了、と思ってたからその後結構続いたのに驚き。
私みたいな人、気をつけて!
ラストも一瞬「アラここで終わり?」みたいな感じだった。いや好きだけど。
それでもエンドロールはしっかり最初と最後、第九でしたね。
号泣したのは第九だけだったけどところどころの曲でぞくぞくきました。
いつか第九の合唱に参加してみたいもんです。
冒頭はベートーヴェンの死の床の場面から始まるんですけど、そこでアンナは「私にもフーガが聞こえます」って言うんですね。
最初はなんのこっちゃとかちょっと思うんですけど、終わってこのシーン思い返すと、きますね。いいすなあ…
以下ネタバレちゃん

