映画とか本とかの感想をぺちゃぺちゃ書いておくところです
パフューム―ある人殺しの物語
2007-04-02 Mon
Perfume: The Story of a Murderer
トム・ティクヴァ 監督
2006年 ドイツ 147min

CINECITTA' CINE6
244s SRD/DTS/SRD-EX


小説(原作):『香水―ある人殺しの物語』

待望のものに限って観る機会になかなか恵まれなかったりします。
ここまで年度始めにふさわしくない映画もそうそうなかろうと思いつつも無理くり鑑賞。

18世紀・パリ。この街に特異な嗅覚を持つ男、ジャン=バティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)が生まれ落ちた。ある日彼はえも言われぬ芳香を放つ赤毛のプラム売りの娘(カロリーネ・ヘルフルト)と出会うが、はずみで娘を殺してしまう。その日から彼の、究極の香水を求める旅が始まった。


いちゃもんに近いけど:
既に原作が「香水」という名で流布しているのに、なぜ訳さないのかしら。
時代物のカタカナ乱用って萎える。


いやーすごかった!こえー。
よく出来てると思うー。
かなり映画の世界にどっぷりはまった。
映像も具体的な表現でわかりやすい。
さすがにラストはちょっとわかりにくいかもしれませんけどね。しょうがないのかな。

具体的すぎて、撮影とか大変そうだ…
メイキングの方がきわどい映像になってそう(苦笑)
ていうか、これでもR-15なんだね。映倫よくわかりません。

ベン・ウィショー、好演、いや怪演。こええよ!
憑依してます、グルヌイユが。

あと印象に残ってるのは、バルディーニ(ダスティン・ホフマン)の笑えるぐらい幸せそうな死に顔。


なかなかの当たり映画だと思います!
難点は好きだと胸を張って言いづらいことです(笑)!


以下はネタバレであるよ


処刑台のシーンも、予告編とか観てると もしかしたら失笑ものかな と危惧していたけど普通に(゚Д゚ )で観られました。
恐ろしいことです、あの情景…あんなやんごとない方まで…
しかもCGじゃないらしいね(((゚Д゚;;;)))

リシ(アラン・リックマン)が変わらずグルヌイユを憎んでいたら逆に彼は救われたのかもしれないなあ。
人間捨てたものじゃない、て。
香りひとつでコントロールされてしまう動物は彼の目にひどく浅ましく映ったんだろうな。
リシ氏の鼻がもうちょっと悪ければねー(違)

処刑シーンでグルヌイユに涙を流させたのは個人的にお気に入りです。
プラムの娘が笑顔で抱き締める。…せつない。
ここ、ローラ(レイチェル・ハード=ウッド)じゃなくてプラムの娘っていうのが大事ですね。
でも抱き締めるシーンだけでよかったかな。

原作の、究極の香水をアクセサリーに例えた表現もすごく好きだけれど12+幻の音符(ノート)というのも「あと何人…」的なドキドキ感や恐怖があって映像的にはいいかも。
ていうかこれで香水に使う“ノート”という言葉の意図を知りました(無知…)。
なんて風雅なの!
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