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エリザベス

2007.01.12 *Fri
Elizabeth
トム・マクレガー 著
イギリス
野口百合子 訳
新潮社

映画:『エリザベス』

3歳の時に母が処刑され、21歳の時には反逆罪の疑いで身柄を拘束される。イングランド王女という身分ゆえ常に渦巻く陰謀と計略に巻き込まれてきたエリザベス。数奇な運命をたどりつつも王座を手にした彼女だが、それは終わりではなくすべての始まりであった。


最近電車で寝てるばっかりで全然本読んでませんでした…
そんな感じで記憶飛び飛びの駄目読書期間を経て読了。

映画を前から観てみたかったんですけどね、英語に暗い私はとても不安だったのです。
(理由はここらへんから適当なページとんではははんと思っていただければ幸い)
だからノベライズを見つけて、訳者が御大ではなくて、嬉しくて即買い(Bックオフだけど)して読んでみたんです。

裏切られた!!

なんというか映画でやっちまったらしい箇所が見事に踏襲されてる雰囲気です。
あれ実はなっち正しかったの??
頭の中はクエスチョンマークと驚愕と憤慨でいっぱい。
なんのために映画避けてたんだ…がっくし。


わかってもらいにくいがっくり感に隠れてネタバレしつつ本編感想スタート。


恋人ダドリーがダメ男以外の何者にも見えなくて、エリザベスよなんでそこまで彼に執着するのかと思わなくもなかった。

でも、
「彼は私を笑わせてくれるの」「それほどの罪かしら…笑わせてくれる男をそばに置くのは?」 (p294)
この台詞がダドリーへの想いのみならず彼女の置かれた状況の過酷さをも映し出している気がしました。
これは腹心の侍女への言葉なんですが、そりゃあ今まで彼女の人生に付き添っていてこの台詞を聞かされたら、問題の男がどんなに危険でもアホでも何も言えなくなるやね。
それほどまでに彼女の人生は「悲しみばかりが多くて、あまりにも喜びが少な」く、だからこそ彼の温もりを求めてたんでしょうね。
切ない…誰が責められようか。

それでもダドリーがダメ男であるという事実は変わらず、彼は己の保身、野心に走る。

彼女の人生は序章から悲劇に彩られていたけれど、王位についてからのそれは過去のものよりいっそう陰惨だと思いました。
王位につかせまいと命を狙われ、そしてその王位ゆえに女を捨てたエリザベス。
ラストの「変身」のシーンは胸にずうんときました(⊃Д`)・゚・。美しくてむごい…
(だからこそ Virgin の訳がほんと致命的…)

「まさに女神だった」「美しいと同時に恐ろしく」「だが、人間ではなかった」(p368~369)


本来の動機から遠く離れたところへたどりつきましたが、とても面白かった。
知識と理解が全然足りてないので要再読でもありますね。
うーん、映画版観たくなってきた!
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鑑賞頻度はちびちびです。

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