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レディー・ヴィクトリアン

2011.08.06 *Sat
レディー・ヴィクトリアン
もとなおこ 著
日本
秋田書店

1878年、田舎から女家庭教師(ガヴァネス)になるべくロンドンへとやってきたベルことブルーベルは、新生活を始めた早々無実の罪で投獄されてしまう。彼女のピンチを救ってくれたのは愛読していた雑誌の編集者ノエルと社交界の華レディー・エセル。お礼を言いにノエルのオフィスを訪ねたベルだったが、そこで彼女は信じられない光景を目にする。


清々しいほどの、ドがつくほどの、むしろドドドな王道ロマンチック少女漫画でした。
しかも時代物で舞台はヨーロッパ。大好物です。
一生懸命のドジッ子ヒロインとか美形ヒーローとかやんごとなき生まれの当て馬くんとか、要素だけ文字にしてしまうとウヘァな部分も多いんですが、素直にベルたちぎゃんばれな視点で読めました。よかったよかった。


以下ネタバレ~


全20巻という長さだけあってかなりいろいろなことが起こっててうまく感想がまとめられません~。
核となるのはベルの上京(?)物語とアージェント=レディー・エセルの物語だけど、成長ものとしては後者のほうがより強く感じたかなあ。
ベルに関してはもちろん成長もしてるけど、元々頭は良かったしドジは最後まで踏んでたので(笑)ロマンスの面が濃いかも。
1巻の表紙でてっきりアージェント×ベルだと物語がかなり進むまで思ってたので結構びっくりしました。
まああんなに苦労して当て馬に終わったら本当にノエルが気の毒すぎるのでよかったよ。
ハゲそうですごく心配です。

アージェントの物語は、彼がエセルとしての生活も(生きていくためだけではなく)大切に思っていることが新鮮だなと思いました。
侯爵家に愛情も感じてるし、レディーのときは男の人にときめきをおぼえたりもする。
あの変わりようは二重人格ではないかとも最初感じてしまったけど。
なので2つの存在が引き離されそうになる描写は本当に見てて切なかったなあ。

そしてエセルサイドに終止符を打つキーマン殿下には度肝を抜かれた。
というか1巻ですでに登場してたことに度肝を抜かれた。
1回登場で終わるゲストキャラだと思っていたので…限りなくギャグ要員な回もあったし…
当時のイギリスで神を欺く結婚てほんと覚悟ですよね。とりあえず幸せになってください。
ミス・シェリーもアージェントのお相手としてかき回すと思ってたんですけどそれは違ったね。

主役サイドを徹底的な善に仕立てるための100%悪人がいない点は王道ではないというかいいですねえ。
いや、別に仕立てる必要なく善人オーラ漂ってるんだけど。
パパ侯爵やお兄ちゃんなんて、当初の目的だけならアージェントの存在なんて邪魔でしかないのに、愛情おおきすぎます。いいキャラです。
「妹と弟が両方いるみたいだ」なんてのんきな!いいキャラです。
ポーリーとアリシア、逆ベクトルの可愛さもよし、シメ子さんのキャラもまたよし。
というわけで悪人がいない点は安心して読め…てなかったな最初は。絶対ウラあると思ってたから(苦笑)


作者さんはとってもイギリス好きなんだろうなあというのが画面のはしばしから感じられて、ストーリーの面以外でも楽しく読めました。
同時収録の短編もイギリスづいてるし。同時収録てアタリハズレ多いですけどこれはどれもハートフルでお得でした。
おまけページ、妙に充実しまくり。
ステッキの長さとか当時の男性の喫煙率100%、でも女性の前では吸わないとかほほう覚えておこう。いつ役立つかわかんないけど。
そういえばヴィクトリア朝ではないけどバーティーも女性の前では吸ってなかった気がするな。

それでもってやっぱり階級やら呼称が難しいわあ。
ガヴァネスの立場自体も結局よくわかってなかったりして…一応はメイドたちより上なんだよね。レディーなんだもんね。
買って放置してる『マナーハウス』を観ればちょっとはわかるだろうか。
「貴族年鑑がベストセラーなのわかるわ」てセリフがあったけど、当時の人たちも難儀してたのかな。
うーんなんとも排他的ででも惹かれてしまうような。なんともイケズな世界です。
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鑑賞頻度はちびちびです。

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わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




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