2006.12.31 (Sun)
なんて素敵にジャパネスク
なんて素敵にジャパネスク氷室冴子 著
日本
集英社
漫画:『なんて素敵にジャパネスク 人妻編』
これとかベルばらで進路決まっちゃった人、どんぐらいいるんだろうなあ…(´▽`)
時は平安、大納言家の総領姫・瑠璃は昔の初恋に身を殉じ、生涯独身を宣言していた。しかし父の大納言がそれを許すはずもなく、結婚しろという圧力と戦う日々。ある日大納言家で催された宴にて、娘の結婚に焦る大納言と婿の地位を狙う権少将の謀略により瑠璃は貞操の危機に陥る。その窮地を救ってくれたのは筒井筒の衛門佐、高彬であった。
これ第一話モロネタバレしちゃってますか…ごめんすみませんあきらめて(え)
漫画版(原作を途中まで漫画化しているのです)は以前持ってたんだけど、お話全部知ったのは今回が初めて。
突発的に読みたくなっちゃって一気にお買い上げ・年の瀬に何やってんのという勢いで読み続けて読了。
ほんと何やってんだか…
そういえば昔漫画版を買ったときも11冊一気買いだったな(´-`)
まあ何やってんののかいあってギリ年内に読了できましたウフ
活字で「あたし」という一人称は本当に慣れないなー。
まあ主役がはねっかえりの姫君なのでこれしかないんですけど。
それより「初夜」とか「お睦みあそばして」とかいう言葉が四倍角とかボールドだったりとかに面食らいましたけど(笑)
最初から尺を決められて書かれた作品ではなく人気があるので続いていった作品、という感がありありのところはあるけれどとても面白かったです。
(煌姫なんて初登場の話は後日談としたほうが面白かった気がする。
瑠璃姫と一緒に「こいつの目的はなんなの!?」とどぎまぎしてみたかったりもします)
最初は目指せ新婚!とうれしはずかしテンションでかわいらしく進むんですがだんだんストーリーは深刻化。
そこは少女小説ですからヒーロー高彬は瑠璃姫ひとすじ、と平安時代にありえないかっこよさを披露してくれたりはするんですが、基本は壮絶な運命の運びですね。うあー…
そしてやはりというか何というか女君が強いです。殿方かわいいよ(笑)
ああ、また漫画読みたくなってきた…買い戻すかな…
漫画版帥の宮編である「人妻編」(このネーミングはどうなのか)未読だけどきっと読んじゃうんだろうな。私が三十路になるまでに完結するといいな(ノε`)
あーあと老婆心でおひとつ言うのなら、これから読む方へこれだけは。
2巻の次に3巻読んではいけませんよと一応記しておきます。
以下ネタバレか微妙なところだが隠してみます
【More】
不都合だから子を流すため腹を殴る、とか謀反の裏の悲しすぎる真実とか…ヘ、ヘビー。
8巻カラーページのラスト(新装版にはあるかわかりませんが)には思わず息を呑んでしまいました。
本当吉野君編と帥の宮編のラストは目潤んでしまいますね。
さっき書いたばかりだけど、本当人間のほうが物の怪なんかよりずっと恐ろしい…
いつの時代も変わらないもんだね〜
それにしても帥の宮編を読むと光源氏って相当厚顔無恥としか思えない…
あと高彬が帥の宮のことを「女房たちも『物語の光源氏君も、かくやあらん』と言っている」という台詞がなんか意味深に聞こえたり。…考えすぎってか
かわいらしいイメージはかなりある作品なんですが、感想を書くために記憶を整理するとフィクションとはいえけっこうすごいことの連続ですね。
ラブコメでもありサスペンスチックでもあり。好きなお話です。
(070116追記)
…結局漫画版、以前連載してた分と今続いてる分の既刊、そろえちゃいました。えへ。
若君ご乱心はたーしーかーにー物足りない!
でも全体的にはやっぱり好きみたいです。おもしれえな…
そして煌姫が好きです(笑)
吉野君編、やっぱりじんわーときてしまいました。帥の宮編のクライマックスも楽しみです。
ついでにこんなものも。
画集 なんて素敵にジャパネスク勢いってこわい!ていうか抑圧ってこわい。
はやく春にならないかーなーーー…(超私事)
あんまり好きな絵のタイプじゃないと思ってたんだけどな。あれれ。
可愛らしいし時代ものは和洋問わず好きなのでちょっとうへうへです。
関係ないけど漫画家さんの画集だったら望月花梨、ぜひ出してほしいです。ほんと関係ないけど。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
| BLOGTOP |
