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モンテ・クリスト伯 ―再読メモ

2010.11.19 *Fri


通しでの再読は初めてだな。実に4年ぶり…月日が経つのは早いです。
『赤と黒』終盤読んでたらなぜか猛烈に読みたくなったので。
うあ~やっぱり面白い!!!

興奮と同時に自分の忘却力にもかなりおののきました。
エドモン失脚にナポレオンが関係してたなんて映画版で「あ、そうなの?」とか思った気がするし(…)
それはそうとして序盤はたるかった記憶があるんだけど、ナポレオンは赤と黒でも(過去の人物でありながら)触れられていたり、今回は舞台背景や読解やらネットにちょいちょい助けられての読書だったので最初からわっくわくで読めました。
2回目でこんなに楽しめるの!?てぐらい楽しかった。ホゥ…満足。


以下、とりとめなく、無駄に長く、べしゃる


ダングラールは首謀者なのに3(4)人の中で受けた復讐はかなりマシだったよなあ…てのはエンディングのためあまり残酷に出来なかったのもあるんだろうけど、エドモンの件以外では一番ホコリがないからかもなんだよなあ、意外にも。
いろいろ、特に金に関してはえげつないことやってるとは思うけど、少なくとも小説の中ではエドモンのこと以外では法に触れるようなことはやっていない。
まあエドモンの件で十分最低だしそれで免罪になるわけじゃないけど。
それだけあとの人間の業が深いんだよな…

擁護するつもりはまったくないけど、ヴィルフォールも気の毒な人だよなあと改めて。
エドモンを前に手紙を読んだとき、彼の選択肢は己の破滅か大罪、それもおそらく明るみにはならない罪なんだもんなあ。
よっぽど強い意志がないと厳しい選択だよね。
それ以外にもいろいろやらかしちゃってはいるわけだけど、最後まで父親に泣かされた人だったな。

エロイーズも財産がない・ヴァランティーヌしか見てない舅、後妻としての孤立とかつらい環境だったんだろうなあとは思う。
ヴァランティーヌだってどこが悪いとかないだろうけど扱いづらいだろうなと思うもん。
娘というには歳も近すぎるし(ヴィルフォール×エロイーズって伯爵×エデ並みの歳の差だよねなにげに)


アルベールはやっぱりアホでした。
謝肉祭でのアホっぷりにはへなへなした…
「フランス版バーティーだなこいつは」と読んでたけど、バーティー以上かもしれないです。
だけど「かつてのエドモン・ダンテスと似ていると思うと感慨深い」という意見を見て深くうなずいてしまった。
冒頭のエドモンには展開知ってるせいもあるけど読んでてハラハラするもんなあ。
真実を知って決闘の場で謝るところには感動。
アホだけど卑怯者ではなかった!と胸が熱くなりました。
無事にアフリカから帰ってきておくれ…

マクシミリヤンとヴァランティーヌ、今更だけど恋の始まりを知りたい。
気が進まないながらもヴァランティーヌはフランツと一緒になるんだろうという心積もりだったろうし。
しっかし伯爵のエドゥワールに対する態度の違い…彼女だって立場としてはエドゥワールと一緒だよねえ??
あと、ユージェニー。ヴァランティーヌよりはイライラしないキャラのはずなのに、ダングラールじゃないけどたまに殴りたくなるw
デュマせんせいはユージェニーみたいな女性にこっぴどく振られた過去があるに違いない、とにらんでるんですがどうだろう。


〈エデ〉の章は2つありますが、どちらもにやにや。なごむわ~。もちろん〈審判〉も好きです。かわいいやつめ!
そう、伯爵の「かわいいやつめ!」には正直ポカンとしなくもないけど、もうどうか2人幸せになって!な目線で読んでしまっているので「おお、そんなことはどうでもいい!むくいの善し悪しはどうであろうと運命を甘受しよう」には「ちょっとw」とつっこみながらも「うんうんそうしておおき」と思ってしまいました。

ところで、この作品『オペラ座の怪人』をたまに思い出すんですよね。
理由を考えてみたんですがフランス、復讐の決意などどうも共通点にしてはぼんやり。
ロリコン×ファザコン…?身も蓋もないなあと思っていたらあれですよ、主役2人ともストーキングスキルがすごいんだ。
どんなにかっこつけてみたところでヴァランティーヌを守る手段は怖すぎる!


麝香葡萄の下、マルセイユの家…伯爵とメルセデスの場面はどれも切ない。
ていうかメルセデスひと目で気付いてたんだよね!うわあ…
最後この2人がくっついて終わらないのは悲しいっちゃ悲しいんだけど、くっつくのは現実味を感じられないんだよね。
くっついたところで別にメルセデスのことビッチとは思わないんだけど。
多分私の場合はエデも大好きだからだなあ。
伯爵とくっつかないメルセデスカワイソウな気持ちはあるけど、ここでエデが切られたらそれこそエデがかわいそう過ぎるよ。
うーんみんな好きだ。とにかく生き残った人たちにはみんな清く正しく幸せに生きてくださいと願わずにはいられません。

どうでもいいけど東洋の、東の~とさんざん言われているギリシャですが、そういう描写を読むにつれ自分はほんっとに極東に生まれたんだなあと感じずにはいられません。全然西ですからギリシャ!
でも花瓶とか調度とかで日本がたびたび登場しててちょっと嬉しかったりします。


伴ってアニメもまた観てみたくなって鑑賞中なんですけど、ほんと映像、演出…てか後半の展開以外は好みなのになあ…
音楽やばいね特に『We Were Lovers』!
ところでキャラクターのビジュアルも(召使たちはおいておくとして)意外と伯爵についてとか原作準拠だったりするのかなあ。
なぜか短髪と思ってたけど原作にも黒く波打つ髪とか書いてあるもんね。
ユージェニーも同様お蝶夫人みたいなのを想像してたんだけどブルネットなんだよね~うむむ。
エデの脳内ビジュアルがなかなか結べなくて困ります…クセのない美人なイメージなんだけどまずギリシャ美人がよくわからない。

ロバート・ドーナット版も気になってたけどラストが手を取り合う伯爵とメルセデスってことで若干どうでもよくなりつつあります。
忠・実なやつが観たいんだ!


またしばらくしたら読み返そう♪
初読時と同じ山内氏の訳で読んだのですが、訳文に気になる箇所がいくつかあったので評判のいい新庄嘉章氏訳も読んでみたい。
ああ、フランス語できたらなあ…
言語に対してもそうだけど、発表当時に読むことが出来たパリっ子がうらやましいわ。
1845年前後に1840年前後の物語を読むなんてすごい臨場感ですよね。
一気読みが出来ないのでもどかしさはあるけど。

ほんとに長くてとりとめないなあ…すみません。
他のブログのように記事を分けて話題を整理して挙げないといけないのかも。できないけど。
COMMENT (2)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

COMMENT

モンテ・クリスト伯は
何度読み返してもおもしろいですね。読むたびにワクワクして、別の発見があります。読み始めると、止まらなくなっちゃうんですよね~(^o^)/
2010/11/28(日) 06:36:23 | URL | narkejp #flFdlPW. [Edit
>narkejpさん
ほんっとおもしろいですよね!narkejpさんも何度も読み返してらっしゃるみたいですが、納得です。あのノンストップ読書欲はなんなんでしょう…
2010/12/01(水) 21:10:50 | URL | のぞみ #aEmTB4nk [Edit

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