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黒蜥蜴

2010.04.15 *Thu
黒蜥蜴
三島由紀夫 著
江戸川乱歩 原作
日本
学習研究社

小説(原作)
映画

追われているつもりで追っているのか
 追っているつもりで追われているのか


宝石商・岩瀬庄兵衛のもとへ“黒蜥蜴”と名乗る賊から一人娘早苗の誘拐をほのめかす脅迫状が届くようになる。直ちに岩瀬は名探偵・明智小五郎に娘の護衛を依頼する。黒蜥蜴の目的が岩瀬の所有するダイヤモンド“エジプトの星”だと踏む明智は社交界の華と名高い緑川夫人と出会う。


原作がいまいち『仮面舞踏会』じゃなかったので戯曲も読んじゃおうの巻。
この人の紡ぐ文章、やっぱりうっとりします。酩酊作用あるよね。

ついつい引用したくなる文章が多いけど、有名と思われる上記の「追われているつもりで~」のところ、ここシーン全体が素敵ね!
舞台観てみたいです。
でも口絵の美輪さま、高嶋明智版だとやはり妖怪印象ばかり強い感じ。
口絵ラストの昭和の頃はとーっても美しいのだけど。
映画版の映像も美人。



以下ネタバレかも


戯曲になっている分、岩瀬邸での葉子誘拐や終盤の黒蜥蜴の館で次々奇妙なことが起こる箇所らへんはあっさりと物足りなく感じる部分はあるものの、最初のホテルでの明智・黒蜥蜴対峙の描写はこっちのが断然いい。というか自然でかっこよろす。
それぞれいいところがあって楽しいです。

いやーとはいえ三島版の方が好き!
原作ではカバーイラストのせいか(←?)黒蜥蜴の脳内イメージが椿鬼奴だったんですが、今回はちゃんと美輪さま(どうしても様を付けてしまう)だったもの!若い頃の!
あと雨宮もこっちのがイっちゃってていいネ。
何より2人のロマンスにここまでテンション上がるというかもんどりうつとは思わなんだ。
成就すなわち破綻の愛、結ばれるはずもないのに宿命、実らぬからこそ美しい。
うーん美の追求。どうアレンジされようと黒蜥蜴の死以外にこの物語のラストはありえませんね。
「(いとしげに)憎らしい人」 が、いい。


で、座談会すごいメンバーだなーてのはわかるけど、話の内容はフーンというか知識足りなすぎてついていけませんでした。
何話してたか覚えてませんが芥川比呂志はかっこよかった。
三島・丸山対談はなんだか興味深かったね。2人とも一般人の理解からは遠い感じがするので(笑)

ところで原作よりは仮面舞踏会感あったけど、むしろ『鹿鳴館』の方が出てるよなあ~と思った次第です。
華やかな舞台の裏の愛と憎しみ、裏切りの王道!って感じだもの。
CATEGORY : 日本文学
THEME : 読書メモ / GENRE : 本・雑誌
DATE : 2010/04/15 (Thu)
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