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雷桜

2010.03.13 *Sat
雷桜
宇江佐真理 著
日本
角川書店

江戸から三日を要する山間に位置する瀬田村で、生後間もない庄屋の一人娘・遊が雷雨の晩に忽然と姿を消した。一家が失意のままに時は過ぎ、遊の二番目の兄・助次郎は江戸へ出、御三卿清水家へ奉公するようになる。ご用人榎戸に目をかけられるようになるが、仕える清水家の当主・斉道は心の病を抱え、屋敷の内外で狼藉を繰り返していた。奉公を続けるか迷う助次郎は、瀬田村から江戸へと戻る途中一人の少女と出会う。その少女こそ彼が生存を信じて疑わなかった妹、遊であった。


桜が悲しく美しいモチーフとしてこのうえなく活きてますね~。
とにかく読んでる間中、桜吹雪にとらわれるイメージが浮かんでくらくらめまいを覚えます。


以下は若干ネタバレでっす


解説の「複雑だけどシンプル」という言葉通り、筋は悲恋ものとしてわりとオーソドックスかも。
でも、ただ身分が違うから無理です結ばれませんでした ではなくて、側にいることも出来なくはないけど2人の生活は交わらないという苦悩の描写が理解しやすかったので余計胸にきました。
ちょっと考えただけでも遊のお屋敷暮らしなんて途方もない話だし、斉道が身分を捨てることも到底かなわないし、そういう境遇であったからこその惹かれ合いだし。


誘拐の引き金が黄金というのも生々しい話…
しかも遊や瀬田家には直接の関係はないという理不尽さ。
でも遊が普通に育っていたら助次郎は斉道に遊の話をすることもなく、斉道はただただ病気と闘っていたんだろうなとか思うと運命のいたずらについて考え込まずにはいられない。
切ないですね~。

現実的な話をすれば離れ離れだったからこそお互いを思っていられるというか、悲恋でしか美しくいられない関係だろうな。
遊が側室に召し抱えられたほうがいろんな悲劇が起こりそうだ。

斉道臨終のときのシーンはつらいですね…
「遊はどこだ」胸が締め付けられます。


文章が読みやすいこともあってするっする読めたほうです。
やっぱり私は少女趣味。

2人の恋以外では遊と初の和解?シーンも好きです。
みんな遊を愛してて癒されるというかほっとするというか。
時が経って遊にあれほどなついていた助右衛門の口ぶりには榎戸じゃないけど悲しくなりもしたが。
狼女を叔母に持った苦労もそれなりにしたんでしょうね~。
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鑑賞頻度はちびちびです。

時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
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わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




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