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日の名残り

2009.10.07 *Wed
The Remains of the Day
カズオ・イシグロ 著
イギリス
土屋政雄 訳
早川書房

1956年、ダーリントン・ホールでは深刻な人手不足に悩まされていた。執事スティーブンスは主人ファラディ氏に氏の留守中の小旅行を勧められる。同じ頃かつて共に働いたミセス・ベンからの手紙が舞い込む。懐古の言葉と現在の悩みを綴られた手紙を見て彼はミセス・ベンへ職場復帰を勧めるため小旅行に出ることを決意する。旅の間、彼の思いはホールの前の主人であるダーリントン卿へ仕えていた頃―ミセス・ベンがミス・ケントンであった頃―へ何度もさまよう。


あまりにもちびちび読みすぎたせいか、淡々とした語り口のせいか感想っつってもフンワーとしています(苦笑)
だけどその淡々と語られる昔話は結構壮絶というか悲劇というか。
父の老い、全てを捧げた主人の失墜…「執事とはかくあるべき」講座には使用人独特の美学が匂いたち、うはうはするけど それをつぎ込んだ人生が否定されていることをもじわりじわりと噛み締めているのかな。
誇る気持ちと同じくらい。

ミス・ケントンとの関係はニヤニヤ通り越して「んもう!このにぶちんが!!」ですな。小学生男子並みの鈍さです。
バス停でのひとときはなぜか『マディソン群の橋』を思い出してしまった。


ラスト、川べりでの夕暮れはこちらまで夕日を見ている気分。
切なさと満足感でほぅとため息。


余談:“一流の執事の条件の一つは一流の主人(家)に雇われていること。一流の主人とは国家を動かすような人間でずっとクラブに入り浸っているような人間ではない”
つまりジーヴスはあれほどの能力がありながら一流でないということですねwなるほど。
と思えば丸谷才一の解説にジーヴスの名があってさっすがーでした。
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鑑賞頻度はちびちびです。

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のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




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