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春の雪

2008.12.25 *Thu
春の雪 豊饒の海(一)
三島由紀夫 著
日本
新潮社

侯爵家子息の清顕はどこか斜に構えたところのある青年。“何かはわからないが、決定的なもの”を求めつつも毎日を淡々と過ごしていた。ある日自邸の庭にて友人の本多と話をしていた清顕は美しい女性が母と女中たちと連れだっているのを認める。それは幼馴染の伯爵令嬢・聡子だった。


シリーズ四部作、それぞれ一応完結しているということだけど「え?ここで終わり?」とうっかり問うてしまう第一巻ぷりでした。


以下はネタバレらしいネタバレもないですが


物語がかなり進むまで清顕のことを「なんて面倒くさい坊だ!」と思ってました。
うっとーし~~~。


登場人物の魅力よりは、正統派ロマンスなストーリーと、香り立つ文章に引き込まれての読書。
なんだろう、活字なのに素晴らしい映像美と称讃したくなる。
くらくらするぐらい綺麗。
面白いというより、うっとりして文字を追ってしまった。

「枝の下からふりあおぐ空は、黒ずんだ繊細なもみじ葉が、次から次へと葉端を接して、あたかも臙脂いろの笹縁を透かして仰ぐそらのようだった」(p391)
とかね、以前美しい紅葉を観たときが思い出されて、ああそうそうこういう表現がぴったりくる!と話と関係ないところで妙に興奮。
自分からは(上等・上流すぎて…)遠い事象が、眼前に思い描けそうな表現なんだよね~。褒めすぎですかしら。

三島由紀夫は『帝都物語』の印象が妙に強くて美意識がえらい高い人というイメージがある。
それに違わぬ雰囲気でした。


清様のお心がけ次第ではいくらでも幸せなカップルになれそうな2人だったのにね~。ばかだね~。
そうされたら全然お話になりませんけどさ。
映画版、どうも小説からはブッキー×竹内結子の像が結べなかったんですが、なかなか評判いいみたいなので是非観たいです。
『奔馬』以降も挑戦しなくては。いつになるやら。
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鑑賞頻度はちびちびです。

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のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




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