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ウースター家の掟

2008.08.11 *Mon
The Code of the Woosters
P・G・ウッドハウス 著
イギリス
森村たまき 訳
国書刊行会

シリーズ前作:『それゆけ、ジーヴス』
シリーズ次作:『でかした、ジーヴス!』

「汝、友を落胆させるべからず」
「汝、女性の求愛を拒絶するなかれ」


叔母のダリアからの任務を受けとある骨董屋へ赴くバーティー。そこには以前“お世話になった”治安判事サー・ワトキン・バセットがいた。何を隠そう彼はあのマデライン・バセットの父君だった。時同じくしてガッシーより「マデラインと我深刻に仲違いす」との電報が入り、バーティーは一路ガッシー、マデライン、そしてパパバセットのいるトトレイ・タワーズへ向かう。


『よしきた、ジーヴス』からつながる長編。
よしきた~より冗長さがなくなって、嵐のように駆け抜けるおもろさです。

タイトルがいつもよりかっこいい気がする。
てっきりウースター家の一族がわらわら出てくるのかと思いきや、上にイタリックで示した2つの掟によりどっぷりスープに浸かるバーティー、というとってもいつものパターン。
そうか、バーティーはただ優柔不断なんじゃなくてこういう騎士道精神を全うしてるからこそ周りの人々からの理不尽な要求を拒否できないんだね!
(今回むしろ頑張って断ってたほうだよなあ)
ただのバカじゃなくてやや骨のあるバカなのね!今まで誤解しててごめんね!


以下ネタバレ。
なんかジーヴスの記事は長くなってしまうな…


よしきた~の段階でガッシー×マデラインはもういいっすよと思ってたけど、マデラインいいよマデライン。
超乙女思想爆走で素敵です。
きっと荒野のど真ん中でも自分の周りには花を咲かせられる子だよこの子は(なにそれ)
スティッフィー×ハロルドとのバカップル2組微笑ましいよ。
と思えるあたり、このシリーズに免疫が出来てきたのかもしれません。
ばかばかしいこと、いっしょけんめい!


今回はバーティーにとってもハッピーエンドでよかったね。変な格好してないもんね。
それはそれで残念だと心の片隅で思ってしまいますが…
ただ、その分パパバセット…はともかくスポード氏とオーツ巡査がかわいそう。
理 不 尽 !
何度も言うけどジーヴスSだ。
スポードを脅す描写がなかったのが余計怖い…
最初はあくまで穏やかに、そして段々凄みを増し「ユーラリー…」と囁いたんだろうな(なぜか囁き確定)
詳細を知っている分、そしてジーヴスである分、バーティーの数十倍怖そうだ。
いやだこんな人敵に回したくない…今更だけど…

そんな秘密満載のクラブブック…それなんてデスノート?
大英帝国には脅威がありすぎる。
でもきっとジーヴスはバーティーのとっておきのトピック(どうとっておきなのかは私にもよくわかりませんが)はその本にも載せずに頭脳へのメモだけに留めてると思うんです。
策士なので最終的な切り札は確実に秘密保管。独占欲も強そうだし…

オーツ巡査への放置プレイにしたって、確かにパパバセット忘れてるだろうけど、忘れる前に解放するよう承ったのお前だからね!


あとがきにもあったとおりダリア叔母さんに感激!
今までああした条件出されたバーティーの周囲の人々については「友のためなら苦難も厭わない、それがバートラム・ウースターだろ?」なテンションしかお目にかかったことがなかったのでほっとしてしまった。
よかったね!バーティー(⊃∀`゚)
2人で献立決めるシーンはいいな。面白いしほっこり。

ところでどうしてジーヴスはあんなに世界一周クルーズに行きたいんでしょう。規則破ってまで…
最初はバーティーの金で行きたいからかと思ったけど仕事で行くなら結局仕事なわけで。謎だ。
いつもは道楽好きの坊ちゃんが固辞していたのも謎っちゃ謎だ。
そしてお金も有休もやりくりしないでひょいっと世界一周に行ける坊ちゃんが改めてうらやましい。

黒ショーツ党にうけました。
しかもこれもあとがきによるものだけど、ファシズム台頭の時書かれたというじゃないこの作品。
現代日本よりずっと危険な笑いだったんだな。
それにしても滑稽な姿w


あと忘れちゃいけないウシ型クリーマー!
どんなイロモノだと思いきや、コレクションの立派な一大ジャンルのようです。
結構な数出てきた
作中で騒動を巻き起こしてるのはこんな感じのかな?
実用向けのものかどうかはわかりませんが、これでいそいそクリーム注いでる英国紳士想像すると、とてもおかしい。
ちょっと欲しいかも…でも洗うの大変そうですよね(庶民)
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鑑賞頻度はちびちびです。

時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
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わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




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