スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT | 

贖罪

2008.08.01 *Fri
Atonement
イアン・マキューアン 著
イギリス
小山太一 訳
新潮社

映画:『つぐない』

多感な少女ブライオニーは年の離れた姉セシーリアと使用人の息子ロビーがただならぬ空気の中噴水のそばで二人きりでいるところを目撃する。ロビーから姉へと預かった手紙の中の衝撃的な単語、図書館で姉に襲い掛かるロビー…ブライオニーは彼への嫌悪感を募らせていく。そして事件は起こった。家で預かっていた従姉ローラが襲われ、ブライオニーはロビーが犯人だと告発する。


電車で寝すぎたゆえなっかなか進みませんでした。
最近漫画ばかり読んでたからでしょうか。


ネタバレ含んで続くよ


映画のまま、というか文が読みにくくて頭がすぐに混乱してしまうので(バカだからじゃ…)映画のイメージにとても助けられました。
完全にキーラ×ジェームズで脳内再生。
文章でゆっくりと話を追っていくと、ブライオニーの中2病(文芸作品に使っちゃうかこの言葉)が気持ち悪いぐらい痛々しい。

そして、この季節に読むのは正解すぎて不正解。息の詰まる屋敷の感じが何ともいえません。
これから起こる悲劇といい、もうホラーだよ。
頭でずーっとサントラの『Briony』まわってて、恐怖心増幅。

2部ではブライオニーが病院で兵を看取るところに涙。
ここで『月の光』だったんだね。いやもう映画の記憶はおぼろげで…
便利なことにあの物悲しい調べがタイミングよく頭の中で鳴り始めて悲しすぎ。
もう一つの泣きどころはセシーリア×ロビーの別れ。・゚・(ノД`)・゚・。
実はこれが2人の最後の触れ合いだったんだよね…うう…


1部では「ロビー」、2・3部では「ターナー」と呼称が違うのは、章の表記が違うのと同様後者がブライオニーの小説だったからなんだろうけど、一度ファーストネームで馴染んだ存在がファミリーネームになるのは微妙な突き放しを感じてしまってどことなく寂しい。

必要な部分とはいえ映画では少し飽きてしまった戦争の部分。
今回もやっぱりセシーリアとの再会のシーン等に比べると、読みが遅くなってしまった。
でも映画よりは味わえたかな。
今まで読んだ数少ない戦争もの?は、日常は幸せでそこに帰りさえできれば安らげる、みたいなのが多かったけど、これは日常を既に壊されている点が個人的には新鮮だったかも。いやな新鮮。

これは指摘されるまで気付かなかったのだけど、ひとつの過ちで一生を贖罪に捧げなければならなくなったブライオニーも哀れなんだよね。
彼女が小説に施した贖罪は、やっぱり逃げを感じてしまいながらも、2人が再会して生活を営んでいるところが見られただけでやっぱり救いなのでした。
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

COMMENT

Comment Form


秘密にする
 

TRACKBACK

TrackBack List



Copyright © lair All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM
05
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
||| admin || NewEntry |||

I n f o

映画とか本とかについての
つらつらおぼえがきブログです。
鑑賞頻度はちびちびです。

時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
興味持ったらなんでもこいですが
わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




Calendar

04 | 2017/05 | 06
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -




Recent Entries + Comments






Recent Trackbacks




てをつなごう






Search






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。