2008.02.17 (Sun)
題名のない子守唄
La Sconosciutaジュゼッペ・トルナトーレ 監督
2006年 イタリア 121min
早稲田松竹
153s SRD
北イタリア、トリエステに現れた異国の女イレーナ(クセニア・ラパポルト)。掃除婦として働き始めた彼女は、ほどなくアダケル家にメイドとして雇われる。申し分ない仕事ぶりで夫妻(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、クラウディア・ジェリーニ)の信頼を得、一人娘・テア(クララ・ドッセーナ)の心をも確実に掴むイレーナだったが、彼女が雇われたのは偶然ではなかった。さらに不穏な影がイレーナに忍び寄り…
どんよりとする映画だろうなとは思っていたんですが…
予想以上のヘビーさ。冒頭からウヘァ。
怖かったわあ…
ネタバレ回避。
【More】
過去は断片的にしか描写されず、それが余計に恐怖心をそそる。
暴力サンタと「立つのよ!」がトラウマシーンです。
だけど暴力ふるってハイ終了なのがいまいちよくわからなかったなあ…
サラミごっこもさあ、ねらいはわかる(気持ちがわかるとは書けない)んだけどね。
ひどいよ…こわいよ…
子供や動物絡ませるのは反則(´д`)
そしてジーナ(ピエラ・デッリ・エスポスティ)の目がぎょろりと動くところも軽くホラー。
最初はテアを傷つけるor家庭を引っ掻き回すことが目的だと思っていたから何とも思わなかったけれど、そうでないなら奥様に「出産したとは思えませんわ」なんてひどい。
思わず嫉妬心が出たんでしょうかね。
彼女がしたことと彼女が願ったこととのギャップは、より切ない気持ちにさせるというより「他に方法なかったんかな」と思ってしまう。
実の親子だとしてもあんなことをする権利はないし。
実際お腹痛めて産んだ子が愛しいのはわかるつもりだし、「年齢しかわからないからあとは想像ね」とかいったシーンでは少し胸にきたんだけど。
それでも人を不随にさせたり、殺したり、妻や母親を奪う資格はないからねェ…
彼女の立場に立ったことないくせにと言われたらどうしようもないけど。
あと、「やられたらやり返す」はともかくとして「手近なものに仕返しするの!」はちょっとトンデモ子育てでしょ(゚ε゚)
獅子のような女ですね。
だけどテア可愛かったな〜。お人形さんみたいだった。
ませた口調もぷくぷくほっぺも愛らしい。
この子は何を思ってお芝居してたんでしょうね…
主役のクセニア・ラパポルトもすごい役者さんだなあ。
くたびれた美人、というのがすごく出てた。
凄みのある演技だった。
そしてあのオチ…
冒頭で言うほどの秘密なのでしょうか。
いや、衝撃はものすごいけど。
そもそも必要な秘密だったのでしょうか…
音楽よかったです。エンニオ・モリコーネって名前だけは知ってたけど初めて自覚して聞いた。
そういえば同じ監督・音楽担当ということで『ニュー・シネマ・パラダイス』が同時上映でした。
こちらは未見だけどどう考えても本作と食い合わせ悪そう。
ラストはなんとなくさわやかでよかった。
苦言が妙に多くなっちゃったけど観応えありましたよ〜。
中々謎のベールが取れなくて惹き込まれた。
ただ、しばらく再見は勘弁(苦笑)
1人で観なくてよかった。観終わってすぐ「怖!」と吐き出せたから。
悶々と1人で恐怖プレイバックは嫌だよー。
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