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2007.09.09 (Sun)

2046

2046
ウォン・カーウァイ 監督
2004年 香港・フランス 130min

かつて想い合うも結ばれなかった女性との記憶に囚われながら数多の女性たちと逢瀬を繰り返す男(トニー・レオン)。彼はSF小説『2046』を執筆し始める。永遠の愛を求め“2046”へと向かう登場人物たち、それはそのまま1960年代香港でもがく男とその周囲の人間たちであった…


これが『花様年華』の続編(ともいえる存在)というけれどSFぽいよ?アンドロイドって?と思っていたけれどなるほどこういうことですか。ちなみに花様年華とのリンクを一体どれだけの人が知っているんだろう。
いやあ、単に自分が知らなかっただけかもしれませんが。
キムタク目当て・予備知識なしで観た人絶対多いよなあ。気の毒だ…

花様年華を観てないとただの女たらしの話に見えそうです。
数々の女性と逢瀬を重ねるふとした時に、チャン夫人(マギー・チャン)との思い出が影を落としている感じが切なくてよかったです。
マギー自身は本当ちらっとしか出て来なかったけれど、その存在は苦しいほど全編に溢れていました。
モノローグが入っているせいか花様年華より大分わかりやすくなっていますね。
それがあの作品の寡黙さに惹かれた人にはややうるさく感じるかもしれない。


それにしてもキムタクはキムタクでしたね〜。
日本語しゃべってるのになぜかリスニング困難の不思議。
字幕出ない分タチが悪い…
トニー・レオン素敵だったけどやっぱり髭ない方がいいな。
今回は女性達が魅力的だった。


チャウ氏のその後を描きました、という視点としては中々の出来だと思う。
ただきつい言い方をすればこの映画の存在自体が蛇足にも感じる。

あのアンコールワットの前後、彼がどう暮らしていたのか…
ストイックに隠棲していたのか、映画のように奔放に生きていたのか。
これは明示されるよりも自分で思いをめぐらせていたかったかも。
花様年華本編の二人の関係も、そんなようにこちらでいろいろ考えてしまう、そしてはっきりした答えはわからない描かれ方だったから。

嫌いではないけどオナニー映画と言われても仕方ないかなとは思った。
リンクしている箇所に気付くのは楽しくて嬉しいですけどね。
カーウァイ監督の昔の作品『欲望の翼』ともリンクしてるらしいけど鑑賞予定は「機会があったら」といったところです。

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