映画とか本とかの感想をぺちゃぺちゃ書いておくところです
アマデウス ディレクターズ・カット
2006-10-13 Fri
Amadeus: The Director's Cut
ミロス・フォアマン 監督
2002(オリジナル:1984)年 アメリカ 180min

MOVIX橋本 シアター9
225s SRD/DTS


MOVIX橋本、初めて行ったんですが職員の挨拶があるんですね…!
グループ全体なのかここだけなのかわからないけれど、とりあえずびっくりした。

1823年11月、一人の老人アントニオ・サリエリ(F・マーリー・エイブラハム)が赦しを乞いながら己が喉元を切った。助け出された彼は神父(リチャード・フランク)相手に、天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(トム・ハルス)に狂わされた音楽家としての人生、モーツァルトへの嫉妬、憎しみ、そして敬服の思いを語りだす。


とにかくサリエリの苦悩と葛藤に圧倒されます。
「よいこの伝記」(こんな本があるのか知らないけど)風味に書けば
サリエリが悪、と描かれるんでしょう。
でもあの感情を身につまされることなくすぱっと斬れるほどの聖人君子はそういないはず。

一番つらいのはサリエリ本人も語っている通り、モーツァルトの才能を彼が誰よりも認めていること。
「なぜ彼の才能を見抜く力だけをお与えになった?」(うろ)
彼の素行を憎みながらも才能には惹かれてやまない、
この感じがすごく伝わってきてこっちまで苦しくなってしまう。
絶対に実らない恋のよう。
F・マーリー・エイブラハムの演技はすごかったです…
そしてニコラス・ケイジに似てる気がします…
(ちなみにモーツァルト父(ロイ・ドトリス)が西郷輝彦に似てる気がします)


史実をちゃんと知って意図とか違いとかわかるようになったらもっと楽しいんだろうな。


モーツァルト役のトム・ハルスは劇中のピアノシーン、ほぼ全部自分で弾いているらしいです…!
すげえ!(@д@;)
いかにもダメ男ぽくてよし。

モーツァルト妻コンスタンツェ(エリザベス・ベリッジ)の
「凡人」ゆえの行動、愛ゆえの行動も胸きゅーとされる…
芸術家の奥さんは大変です。


クラシックほとんど知らない私でも聞いたことある曲がいっぱいで
さすがだなと思いました。
ドラマも骨太だけど、こういう曲を大音量で聞けたのもよかった。
大音量すぎて頭ぐらりときてたけど。
身体本調子じゃないとちょっときついかもしれないです。長いし。

嬉しかったのは『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロの結婚』などのオペラをつまみぐいできたこと。
時間も長いしチケットも高いし敷居が高かったのでちろっとそういう雰囲気を味わえたのはお得な気分でした。
特にドン・ジョヴァンニはオペラ座の怪人好きにはたまらない…!
『勝利のドン・ファン』、かなりこれを意識して作ったんだね。

同時に複数の人間が喋る。芝居だと耳障り以外の何物でもないが
オペラなら美しいハーモニーとなる。

個人的になんか好きな箇所。
真っ先に思い出したのはやはりオペラ座の『Prima Donna』。


ところで、日本には便利な言葉がありますね。
   好きと嫌いは紙一重
   人を呪わば穴二つ
すごいわ日本人!(何)


以下微妙にネタバレですよ。(まだ続くのか…!)


二人でレクイエムを作るところ。
サリエリの最後の嘘はモーツァルトをいよいよ追いつめるためなのか
彼の曲を1曲でも多く聞きたいと思ったからなのか。
どちらにしろ最期の一時はお互い至福の時間を過ごしているように見えました。
そうだといいな。

「赦して」と言われた時何を思ったのか。


アンドリュー・ロイド・ウェバーが「現代のモーツァルトと言われているわりには俗っぽい」と言われていたけど、本家がどっぷり俗まみれじゃん…と思いました…いやこれはフィクションですけど。


(061028追記)
今日の世界ふしぎ発見はモーツァルト特集でした。
いやそりゃモーツァルト・イヤーですけどこう観たばっかりのものとしては運命感じますね(なんの)
お約束どおり映画のシーンも使われてて嬉しかったです。
コンスタンツェって歌手だったんですねー。そら家事出来ないだろう。

何より驚いたのは黒い仮面のレクイエム依頼者!あれって実話なの??
これはざわざわする事実だぜよ。

楽しい1時間でした。
ちなみに私の発想は基本的に野々村真と似ています。


(061103追記)
今日も特番やってましたね。
観るたびに書くのかよと言われそうですがこれだけは。

コンスタンツェてかつての恋人の妹だったのねー!
それって、どうなんだろう(ほっとけよ…)
別窓 | アメリカ映画 | コメント:0 | トラックバック:1 | top↑
<<オペラ座の怪人 ―再上映鑑賞メモ | lair | オペラ座の怪人>>
この記事のコメント
top↑
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
1825年、オーストリアのウィーンで、1人の老人が自殺を図った。彼の名はアントニオ・サリエリ。かつて宮廷にその名をはせた音楽家である。そのサリエリが、天才モーツァルトとの出会いと、恐るべき陰謀を告白する。「モーツァルトは殺されたのでは…」。19世紀のヨーロッ …
2006-12-04 Mon 17:11 1-kakaku.com
top↑
| lair |