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2007.06.15 (Fri)

ドリアン・グレイの肖像

The Picture of Dorian Gray
オスカー・ワイルド 著
イギリス
福田恆存 訳
新潮社

美青年ドリアン・グレイは画家バジルのもとでモデルを務めていた際、ヘンリー卿と出会う。皮肉と逆説に満ちた快楽主義者の卿に魅了され、ドリアンもまた享楽の世界へと身を落としていった。しかし罪悪に手を染めるほど、バジルより贈られた彼の肖像画もまた刻々とその姿を変えてゆく…


こっこわかった〜。ホラーだよ!

ヘンリー卿の逆説はとても面白いと思った。
「誘惑を除きさる方法はただひとつ、誘惑に負けてしまうことだけだ」(p43)
をはじめとして、ほんっとーうにウィットに富みすぎてるんだけど、「ああ、一理あるかも…」とちょっと思ってしまうことを、よくもまあこうスラスラと。
確かに社交界ではおもてになりそうね。実際に身近にいてほしくないですけど。
壮年期はともかく何十年も言い続けてほしくないですけど。こんなことばっか言ってるおじいちゃんやだよ!
あ、『理想の女』のコピーはこの本が元ネタだったんですね〜。

ドリアンを堕落に至らしめた本が実在することを読み終わった後で知りました。
気にはなるけど…読むの怖いねw
積読が相当たまってるのでどっちにしろまだ先ですが、少なくとも本に毒されない程度に大人になってからにしようと思います。

そう考えるとドリアンは相当なガキですよね〜。
年若いとはいえハタチなんだから わるいおとなの においぐらい かぎわけなさい!


冒頭のノリがホモくさくてなんだかなあ、と思ったけど気のせいじゃないぽいですね。
しょうがないんですかね。


以下ネタバレしながらちょっとしゃべるあるよ

【More】



ウィット大会に終始すると思いきや殺人まで犯すとは!
それに対しての良心の呵責もほぼないしな。
『300』帰りの電車で殺人の後処理のシーンを読んだもんだから血生臭さ倍増…

最後も、壮絶。
「指環を調べてみてはじめて、人々はこれが何者であるかを知った」(p421)
バジルのときもそうだけど、この死人に対する突き放した感じがなんとも無慈悲で残酷。

テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

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Comment

もう何年も前に読んだなぁ。内容覚えてないけど、O・ワイルドがホモってだけはなぜか覚えてる(笑)
ミチヲ |  2007.06.23(Sat) 00:14 |  URL |  【コメント編集】

>ミッチー

そういうどうでもいいことに限って頭離れないよねw画家があまりにもドリアンに惚れすぎてて導入部で挫折しそうになったよi-195
のぞみ |  2007.06.24(Sun) 18:40 |  URL |  【コメント編集】

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