2007.05.26 (Sat)
永遠の夫
Вечньій Мужフョードル・ドストエフスキー 著
ロシア
千種堅 訳
新潮社
ロシアの高等遊民ヴェリチャーニノフの周りに、喪章をつけた謎の男が現れるようになった。独特な印象を受けた彼は、男の出現が重なるに伴いいらだちを隠せない。ある日の深夜、二人はついに直接対面することになった。男はトルソーツキイ、かつてヴェリチャーニノフと愛人関係にあった女ナターリヤの夫であった…
永遠の夫:妻に愛人がいても気付かない、気付いても何も出来ずにいる男。万年寝取られ男。
だそうです。
ということで毒婦とそれに絡め取られた男たち、という昼ドラ的展開を予想していたんですけどさすが文豪ですねそういうのは書かないんですね。
哀れで滑稽なトルソーツキイ。
もうこいつおかしいよ病んでるよていう行動ばかりで胸を突きます。
復讐したかったのか、許したかったのか、ただ泣きたかったのか。
「一緒に泣きたかったのか?」というくだり、ぐっときた。
なんかある意味『罪と罰』より難解だったかも。
男女の機微というよりは性別を問わない、この世に長く居過ぎてしまった人間の哀愁みたいな感じがしました。
結局よくわかってない気がする。
ザフレビーニン姉妹の描写がちょっと好きかも。
『ヴァージン・スーサイズ』や『本格小説』…とは似てないんだけど、近いテンションを感じてうふふな私はやっぱり少女趣味なんだろうか…
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
| BLOGTOP |

千種で
新潮社
ロシアとかを対面しなかった。