This Archive : 2007年05月

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永遠の夫

2007.05.26 *Sat
Вечньій Муж
フョードル・ドストエフスキー 著
ロシア
千種堅 訳
新潮社

ロシアの高等遊民ヴェリチャーニノフの周りに、喪章をつけた謎の男が現れるようになった。独特な印象を受けた彼は、男の出現が重なるに伴いいらだちを隠せない。ある日の深夜、二人はついに直接対面することになった。男はトルソーツキイ、かつてヴェリチャーニノフと愛人関係にあった女ナターリヤの夫であった…


永遠の夫:妻に愛人がいても気付かない、気付いても何も出来ずにいる男。万年寝取られ男
だそうです。

ということで毒婦とそれに絡め取られた男たち、という昼ドラ的展開を予想していたんですけどさすが文豪ですねそういうのは書かないんですね。
哀れで滑稽なトルソーツキイ。
もうこいつおかしいよ病んでるよていう行動ばかりで胸を突きます。
復讐したかったのか、許したかったのか、ただ泣きたかったのか。
「一緒に泣きたかったのか?」というくだり、ぐっときた。

なんかある意味『罪と罰』より難解だったかも。
男女の機微というよりは性別を問わない、この世に長く居過ぎてしまった人間の哀愁みたいな感じがしました。
結局よくわかってない気がする。


ザフレビーニン姉妹の描写がちょっと好きかも。
『ヴァージン・スーサイズ』や『本格小説』…とは似てないんだけど、近いテンションを感じてうふふな私はやっぱり少女趣味なんだろうか…
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ヴァージン・スーサイズ

2007.05.20 *Sun
The Virgin Suicides
ソフィア・コッポラ 監督
1999年 アメリカ 97min

――彼女たちはもう大人で、僕たちはただ騒々しいだけのガキだった…


数学教師と敬虔なクリスチャンのリズボン夫妻(ジェームズ・ウッズ、キャスリン・ターナー)の間に生まれた美しき5人姉妹。ある日、末娘のセシリア(ハンナ・ハル)が聖母マリアの写真を胸に抱き手首を切る。一命は取り留めたものの、結局セシリアは自殺してしまう。そしてまたラックス(キルスティン・ダンスト)ら4人の姉も、自ら命を絶つのであった。


ブロンドの女の子が5人出てきた時点でやべえ名前覚えられるかしらと無粋かつ実用的な心配に陥りました。
実際はラックスさえ把握してれば問題なしでたすかた
個人的には次女メアリーを演じてたA・J・クックが一番可愛いと思う(・∀・)

うーん、ビジュアルが素敵!
そして「少女」がもはや自分の状態を表す単語のひとつではなく愛すべきモチーフになってしまったのだなとあらためて実感(ノ∀`゚)アハハ
すらりと伸びた四肢、スカート、さらさらのロングヘア…うっとり~。
小物も可愛いし、ぐちゃぐちゃに散らかった部屋ですらなんか自分の部屋とは違う…
木に登ってるセシリアの亡霊?がたまらなくかわいかった。


タイトルや冒頭のナレーションから、どう考えても明るい話じゃないとわかるのに、それでも無邪気な笑顔を見せる少女たち。
その楽しそうな様子が逆に不吉な感じ。
自殺に駆り立てる狂気は底にたまっているのか、それともスイッチのように突発的に切り替わったり、あるいは生まれるものなのか。
彼女たちが自殺する理由はわかるようなわからないようなという感じです。
思春期の私にはもっとわかんない気がするな~。ぼんやりのほほんと生きてたもんで…
答えは出ないのに、いろいろ考え、答えを出そうとしてみたくなる。4人の少年たちのように。

でも彼らも本当に答えを出そうとはしてないんだろうね。
少女が老いることなく美しいまま死んで、死が美化されたまま彼女らと共にどこか崇高な存在になってしまって、ていう甘美な毒にとらわれていたいという願望があるんじゃないかな。
仲間で集まって彼女たちの話をするときにある種の快感を覚えているんじゃないかと思ったりするのです。
秘密の共有というか。うまくいえないからここで投げるけど(えー)
「どんなにピースを並べても隙間が出来た」というのがなんとなく好きなフレーズ。

冒頭に置いたフレーズ、「彼女たちはもう大人で~」とありますが、彼女らの振る舞いはどう見ても大人というより少女そのもの。
このモノローグの主が少年たちなのか、成長した彼らなのかがちょっとわからなくて、ちょっと気になる。


両親が痛々しかった…明らかにやりすぎではあるけれど。
娘たちが家出ではなく死を選んだのは、親から物理的には逃げられても精神的には逃げられないと思ったからなのですかね。どうなのかね。

パンチを褒めてた男の子ポール(ロバート・シュワツマン)がなんでママンをちょっと誘惑っぽく見つめてたのかがよくわかりません…


このお話の原作者、男性なんですね!
なんか太宰治の『女生徒』読んだ時のような気持ちよ。
不可解な思春期、とか誰にも私の気持ちなんかわからない、とかよく言うけれど、見抜いてる人には見透かされてるものなのかもしれない。
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THE3名様 秋は恋っしょ!

2007.05.13 *Sun
THE3名様 秋は恋っしょ!
福田雄一 監督
2005年 日本 59min

同シリーズ:
『THE3名様』
『THE3名様 春はバリバリバイトっしょ!』

まっつん(岡田義徳)、ミッキー(塚本高史)、ジャンボ(佐藤隆太)のダメダメ男3人組が深夜で繰り広げるトークと友情。シリーズ第2弾。


どこらへんから秋そして恋を感じればよかったんですかと一応つっこんでおきます。
半袖Tシャツとフリースの同居。

というわけで『THE3名様』シリーズ第2弾です。惰性でこのまま借り続けそうな予感です。
前作に比べてテンション高いですね。
ウケを狙いにいっている感が否めない箇所もありますが、まあいいんじゃない。
素で笑ってるようなところが微笑ましいようなしらけるような。そっちの方が気になった。


ネタバレってほどでもないけど一応隠しておきますね
CATEGORY : 邦画
THEME : DVDで見た映画 / GENRE : 映画
DATE : 2007/05/13 (Sun)
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ハード キャンディ

2007.05.12 *Sat
Hard Candy
デイヴィッド・スレイド 監督
2005年 アメリカ 103min

今回の半額フェアはなぜか準新作も対象。おかげで予定より早く観られました。ありがとうおTタヤさま

出会い系サイトで知り合った14歳の少女ヘイリー(エレン・ペイジ)と32歳のフォトグラファー・ジェフ(パトリック・ウィルソン)。実際にヘイリーと出会ったジェフは彼女を自宅へ連れ込むが、いつの間にか気を失い…。“赤ずきんが仕掛けるオオカミへのゲーム”が、今始まる。


こっこわい!
シチュエーションスリラーというジャンルらしいですが主役二人の演技が迫真ですごいよ…

エレン・ペイジはどうも可愛くないと思ってたのですがだんだん可愛く見えてくるし。
ヘイリーがすごい。どうもすごい。
ジェフとのやりとり、テンポが小気味よく、すごく頭のいい子なんだな~と思って観てました。
「からかいすぎた 希望を持たせてごめんね」 「ガールスカウトでも教えればいいのに」
ままままじコエ━━━(((゚Д゚;;;)))━━━!!!
ミスで動転したところだけ子供っぽくてそれもリアルだなと思いましたね。


パトさん(呼ばわり)はかっこいいですね。
冒頭のありえないさわやかさ…(笑)
役柄を知っているとそれも余計に変態くさい、というかうさんくさいけど。
唇のチョコ拭ってぺろりはちょっとどきりとしました(うわーバーカだー)

でも、これと『オペラ座の怪人』しか観てないので「緊縛されやすい」「身体張ってるのに情けない」という間違ったパトリック・ウィルソン像が形成されてしまいそうです。
『アラモ』でも脱いでるとか脱いでないとか。
ちゃんとCDとか聞かないと!
ていうか歌手なのに首絞めたり絶叫したりしていいんでしょうか…あの甘い声が…
デコだけかと思ってたら、頭頂部もそろそろですね(ぽそり)
この人の奥様、ダグマーラ・ドミンスクとこの間知りました。
なんか地味な人とほのぼのラヴというイメージを勝手に抱いていたので、ああいう文句なし美人ととは意外ですね。
いいね(何)!


中だるむこともなく、結構緊迫しっぱなしドキドキしっぱなしの103分でした。
ただ、ただ、ラストが… orz
あそこまでくるまれるのは…
余韻が残る、といえば聞こえはいいけど丸投げにも感じてしまったな。

それにしてもこの映画で男の人が受ける恐怖は私の比ではないんだろうなあ(苦笑)
刑務所とかで観せたらいいんじゃない。

『愛のコリーダ』は観るべきなんでしょうかね?
あ、宦官ドットコムは実在するらしいです(笑)


以下ネタバレではないんだけどそれっぽいかもしれないので隠し
という名の文句たれ
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全員や(BlogPet)

2007.05.12 *Sat
先月
正しい風邪や素晴らしい
全員や、素晴らしいピュアなどを聞いた後では泣かないワタシ…


*このエントリは、ブログペットの「スフレ」が書きました。
CATEGORY : BlogPet
DATE : 2007/05/12 (Sat)
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オペラ座の怪人 ―再上映鑑賞メモ2

2007.05.09 *Wed


日劇PLEX 日劇2(668s SR/SRD/DTS/SDDS/SRD-EX)にて。
久々だったからかな、すっごくピュアに楽しめた気がします。
相変わらずつっこみどころ多いよなとかそういう目線だったのにも関わらず、音楽に背筋はぞくぞく、展開に潤み目(基本この映画では泣かないワタシ…)。

完璧な映画、とはとても言えないんだけれど観終わった後の満ち足りたあの気持ちはなんなんだろう。
ストレス溜まってるつもりはなかったけれど、先月ケーキ7回買って帰ってたり簡単にひいた風邪がなかなか治りきらなかったり、疲れてたんですかね。
明日からもまた頑張ろう
とかは特に思ってないですけどすっごく幸せな気持ちになれたよ。

全員が歌のプロで構成されたドイツ語吹き替え版を聞いた後ではジェラルド・バトラーの歌声は聞けなくなるんじゃないだろうか(苦笑)という心配をしていたんですけれど全くの杞憂。
いやね、いろいろ言われてますけど確かにプロとは違うけど彼の歌も素晴らしい思うのですよ。幸せな子…てか耳?

エミーが好き(唐突な告白)。


席を座り間違えて気まずかったです。アルファベットが出来ない子でした…
正しい位置に座り直すと近所でも「すみませんそこ…違ってません?」みんなもちついてw!


以下、久々で興奮、書きなぐりなオタクトーク箇条書き
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ロシア皇帝の至宝展

2007.05.04 *Fri
Величайшие Сокровища Российских Царей-чудеса Кремля
江戸東京博物館

細かい細工とぎらぎら黄金の競演。なんとまばゆい。

…んだけどなにかこう、愛を持ったつっこみをおくりたくなるものたちぞろいでした。

辛酸なめ子が特番で「不吉な…」「なんてひどい…」とか仰ってましたけど彼女じゃなくてもそう言ってしまいたくなるようなものもあったりなかったり。
1m以上ありそうなフィンガーボウルってどうなのよ。

ヨーロッパと中国とかインド?アジアっぽいもの両方が交じり合ったようなテイストのものが多かった気がします。なんとも独特。
位置を考えれば「やはり」と言うべきなのかな。
キリスト教なのに「アラーこそ唯一の神で…」という銘文も装飾として受容されてたとか(゚Д゚ )ヘェー面白いすなあ。


インペリアルイースターエッグの細かさといったら…!
しかもオルゴールになっているとかもうなんなの。
ただ、もっと数観てみたかったです。1点とは知らなんだ。

相当どうでもいいですが私がインペリアルイースターエッグ というものの存在を知ったのは『名探偵コナン』の映画だった気がします。
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テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM
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映画とか本とかについての
つらつらおぼえがきブログです。
鑑賞頻度はちびちびです。

時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
興味持ったらなんでもこいですが
わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




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