This Archive : 2006年11月

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オーロラ

2006.11.27 *Mon
Aurore
ニルス・タヴェルニエ 監督
2006年 フランス 96min

日本教育会館 一ツ橋ホール

『オーロラ』試写会に行ってきました。
偶然『香水』映画版の予告編観られてラッキー。

踊ることを禁じられた国の王女オーロラ(マルゴ・シャトリエ)。しかしながら彼女は踊りを愛し、またその才能は類を見ないものだった。財政難である国を救うために他国との政略結婚を迫られるオーロラだったが、彼女は見合い用の肖像画を描きにきた画家(ニコラ・ル・リッシュ)に恋をしてしまう。


パリのオペラ座が全面協力。
主役のマルゴ嬢はオペラ座バレエ学校期待の星で相手役ル・リッシュはオペラ座のエトワールなんだそうです。
というわけで踊りが売りな映画なんですがさすがもんのすごい!
完全なる素人視点で申し訳ないですが跳躍は高いしスピン(というのけ?)はしなやかひとつひとつの姿勢が美しい。
主役2人以外のダンサーもすごい人ぞろいらしく、みんな踊りはもちろん身体のラインがとても綺麗でした。
なんというか、同じ人間と思えない。芸術品。


え?ストーリー?
これは踊りが売りの映画ですよ。
とにかくつっこみどころもりだくさん。
とりあえずお前らみんなバカだろう、と。。そしてみがってすぎるよ!

本当につっこみどころ激しくいちいち挙げるときりがないのですが、ふたつだけ。

踊りを禁じる理由がいまいち根拠薄め。
あらすじを読んだとき「なんで踊りはだめなの?」とまあ最初に素朴に疑問に思ったわけですよ。
ここの理由とかもお話の鍵になるんだろうな、一体どんな事情があるんだろう、といざ観てみたわけですが。
説明になってるのかこりゃ…
言わせてもらえばなんとも弱い。

そしてオーロラが画家に惹かれる過程がほぼない。
画家がオーロラに惹かれる過程はびっくりするぐらい描写されてるんです。
でも彼女が恋をする過程のほうが大事じゃないか?
むしろ画家のほうは何を考えてるかわからないくらいでもいいと思う。
とにかく彼女に感情移入できるかってこの手の映画ではとても大事だと思うんだけども…
いつの間にか恋してました風に見えてしまいました。

あとあれですか、製作者は日本がお嫌いですか。


映像と音楽はとても美しかった~。
踊りに加え衣装や調度品などとても上品な感じ。うっとり。
オーロラ、そして王妃(キャロル・ブーケ)ものそい綺麗よ!!
ただ姫は人前で薄着過ぎでね。
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CATEGORY : フランス映画
THEME : ☆試写会☆ / GENRE : 映画
DATE : 2006/11/27 (Mon)
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美女と野獣

2006.11.25 *Sat
Beauty and the Beast
ゲーリー・トゥルースデイル、カーク・ワイズ 監督
1991年 アメリカ 84min

3D:『美女と野獣 ディズニーデジタル3D』
映画:『美女と野獣(1946)』

昔々、若く精悍だが我儘な王子がいた。彼は魔女にその傲慢さ故に呪いをかけられ、醜い野獣へと姿を変える。ある日彼の住む城へ老人が迷い込む。城へ侵入したことに怒り狂う野獣は老人を幽閉するが、そこへ美しい老人の娘、ベルが現れ父の身代わりを買って出るのだった。


ジャン・コクトー版を観てたらこっちも観たくなったので。
個人的にはコクトー版よりずっと面白かったです。

コクトー版のおやじが娘を犠牲にさせられんて言う割には一回おうち帰って「娘を出せば自分は助かると言われた」とか言うところ(普通だったら黙ってると思う)、なんかすっごい違和感みたいの感じるんだよね。
そのあたりの流れとかがディズニー版はとても自然に感じられました。
まあこっちもなんで途中で逃げた馬が城の場所を知っているのかとか疑問は残るんですけど(苦笑)

ベルが野獣に惹かれる過程とか、わかりやすい・言い換えればお約束的イベントのおかげですんなり納得できました。
最近気付いたんですけど私映画は単純気味の方が好きみたい…おつむ的に…

原作は「人間(?)見た目じゃないわ!」というベルの成長がメインでこちらは野獣の成長に重きを置いているそうです。
原作もぜひ読んでみたいとかはちょっとここではおいておいて、この映画に関してはそれで正解だと思う。
恋を知る野獣が可愛いんだな。
そしてベルも可愛くてもう胸きゅんきゅきゅきゅんきゅん。
「ああ、これがキュン死なのか…」(何)とか思いながら観てました。

善悪がきっちり別れててそれぞれにお決まりのラストだったのも爽快だったかな。
「やさしいひとは、しあわせになれるんだよ。でもごうまんなにんげんにはいつかばつがくだるんだ」を地で行くディズニークオリティ。
コクトー版の“あの人”は「別にそんな悪いことしてないのに…」とかわいそうになって主役2人の幸せも心から喜べなかった(笑)

あとミュージカルなのもよかったな。
音楽が華やかなディズニーの映像とマッチしてて飽きない。
2人だけの舞踏会のシーンが好きだ…きゅんきゅん!

素直に、感動。


昔観たはずなのに本当に胸毛のシーンしか記憶にありません(舞踏会も感動のラストもない)でした。
自分なんて嫌いだ…

どうでもいいけどなんでBeautyには冠詞がつかないのかどなたかか教えてくださいませんか…英語とんと出来ない人でよ(ノд`)
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アナライズ・ミー

2006.11.23 *Thu
Analyze This
ハロルド・ライミス 監督
1999年 アメリカ 103min

マフィアのボス・ポール(ロバート・デ・ニーロ)がストレスによるパニック症候群と診断された。一刻も早く、内密に治療してしまいたい彼は気弱な精神分析医ベン(ビリー・クリスタル)の元へと通う。時も場所も常識も無視する患者に辟易するベン。しかしいつしか2人には友情めいたものが芽生えるのだった。


なんというか診療室での言葉の応酬による密室コメディ的なものだと思ってたのでその点はやや肩透かし。
いや自己責任ですけど。第一そしたら患者がマフィアである必要ないよなアハハ(´▽`)

一言で言えば無茶苦茶やるデ・ニーロとそれに対していやーん言ってるクリスタルとのやり取りが続く感じです。
さすがマフィアのボスだけあってやることのスケールが違うw

いい歳こいたおっさんが2人ともちょう、かわいいです。
デ・ニーロが子供みたいに泣いてるところとか、いい。


すみません観た時体調悪くて正直他の印象は薄いです…ごめそなさい
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モンテ・クリスト-巌窟王-

2006.11.22 *Wed
The Count of Monte Cristo
ケヴィン・レイノルズ 監督
2002年 アメリカ・アイルランド 131min

小説(原作):『モンテ・クリスト伯』

近所のTタヤにVHSしかなくて見るたび歯噛みしてました。DVD新入荷らしくて早速。
今のところ一番手軽に観られる『モンテ・クリスト伯』ものなんでしょうか。
一番観たいロバート・ドーナット版、その次に観たいジェラール・ドパルデュー版を観れる日はいつだろう…(ノд`)

船乗りエドモン・ダンテス(ジム・カヴィーゼル)。彼には美しい婚約者メルセデス(ダグマーラ・ドミンスク)がおり、さらに船長への出世が決まった。しかし親友であるはずのフェルナン(ガイ・ピアース)たちの罠に落ち、牢獄生活を余儀なくされる。奇跡的に脱出に成功した彼は富と権力、計略でかつて自分を陥れた者達への復讐を開始する。

原作と比べるのは野暮だ。
映画には映画の面白さがあり、それさえあれば原作と同じである必要はどこにもない。
とはわかっているんだけれど。
全7巻の原作を2時間そこらでまとめるんだからてのもわかってるつもりだけれど。
復讐あっさりしすぎ!
大体131分のうち65分をイントロ-投獄-脱獄に使ってるのって。
あとアクション。
「やめて!時間を無駄にしないでー!」とこっちが止めたくなりました。

冒頭、ナポレオンとの接触を描いてくれたのはわかりやすくてよかったです。
あとメルセデスが美しくて素敵。個人的にイメージにもぴったりで嬉しかった。

でも裏切りが判明するの早すぎ。
信じていたからこそ憎しみも大きいわけで。

一本の映画としてみれば面白かったのかな。
“復讐劇”とみるのはちょっと無理があるとは思いますけれど。
復讐劇って葛藤がつきものだと思うんです。
敵全部討ってはい終わりハッピー♪というわけにはいかない。
でもこの作品はそんな感じです。
とりあえず原作のあの練りに練られた計画が少しずつ明るみになる、あのゾクゾク感を味わうことは無理でした。


以下うざいくらい原作を引き合いに出してしまいましたネタバレ
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ミスティック・リバー

2006.11.21 *Tue
Mystic River
クリント・イーストウッド 監督
2003年 アメリカ 138min

ジミー(ショーン・ペン)、デイブ(ティム・ロビンス)、ショーン(ケヴィン・ベーコン)は幼馴染であったが、デイブが誘拐され暴行を受けた時から3人は疎遠になっていった。時は流れ大人になった3人の元少年たち。ある日ジミーの娘ケイティ(エミー・ロッサム)が殺される。刑事になったショーンが捜査にあたり、事件当日血まみれになって帰宅したというデイブが容疑者として浮かび上がる。


観た目的のひとつとして「エミー・ロッサムを観ましょう」があったのですが、思ってたよりおいしい役でしたね。かわいいなあ。


話は…うーん…観終わった後、鉛が心に残る感じ。重いね。
あと、「えー!?」みたいな。
ポカン(゚д゚ ) てのはないけどよくわかりません…
ジミーそりゃーねーだろーとか。
3人の数奇な運命てのはよくわかるけど。うーんうーん。。
「だから?」って言えなくもない。

面白かったんだけどね。ちょっと私には敷居が若干高かったかもしれません。
あと、自分の脳がサスペンスに不向きだとつくづく…
人名多いの ま じ む り であります。
ただでさえ外国人の顔は見分けがつきにくいんだyo!

ジミーが涙ながらに娘のことを語るところはさすがにきましたねえ。
みなさま演技は素晴らしかった。
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ステップフォード・ワイフ

2006.11.20 *Mon
The Stepford Wives
フランク・オズ 監督
2004年 アメリカ 93min

ジョアンナ(ニコール・キッドマン)はTV局の敏腕プロデューサー。数々の業績を挙げながらも自分が携わった番組に出演した男が原因で突然TV局を解雇されてしまう。そんな彼女を夫のウォルター(マシュー・ブロデリック)は優しく慰める。一家で新しく人生を始めようとステップフォードにやってきたジョアンナたち。そこは美しく治安もよい街であったが、ジョアンナはこの街の妻たちがあまりにも“完璧”であることに気付く。


ニコール・キッドマン好きの友人に何の説明も受けず「観ろ!」と言われた作品。
大人しく観てみました。何の予備知識もなく。
おかげでドキドキハラハラ出来ました。
Tタヤだとミステリーの棚だったけど…そうなの?

んもーおバカ!
だけど笑った後うすら寒くなるね。

これ以上書き進めるとネタバレになってしまうので一回別話題に回避。


舞踏会シーン好きの私がうっかり流してました、舞踏会。
U・KA・TSU!
派手なシーンどころの騒ぎじゃないのに… orz

ウォルター、とぼけた顔してかっこいいね!
どこかで見た顔…と思ったら『プロデューサーズ』の会計士じゃん!
ゲイの振付師もいるよ!こっちでもゲイだよ(笑)!!
マシュー・ブロデリック結構好き。
なんだか勝村政信に似てる気がしませんか?
あープロデューサーズ観たい。


そして以下ネタバレ。
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アメリ

2006.11.19 *Sun
Le Fabuleux Destin d'Amelie Poulain
ジャン=ピエール・ジュネ 監督
2001年 フランス 121min

内気で一人空想の世界に遊ぶことが趣味のアメリ(オドレイ・トトゥ)。“宝箱”を持ち主に返したことがきっかけで他人を幸せにすることに喜びを見出すも自分の幸せは遠いまま…。しかしそんな彼女にも気になる男性が現れる。証明写真を復元することが趣味のニノ(マチュー・カソヴィッツ)だ。偶然彼のアルバムを手にしたアメリはちょっとした宝探しを仕掛けるのだった。


一言で言えば「空想癖の女の子が他人を幸せにして、ついでに自分も幸せになっちゃう話(友人談)」です。
オドレイ・トトゥ目でっかいよなー。黒目だからよけいだよなー。小鹿ちゃんみたい。

可愛いお話でした。これも長く感じてしまったのだけど。
(150分までは平気じゃなかったのか自分…)
フラッシュバックのような導入がよかったな。

登場人物、みんな身近にいたら怖い人ばっかりね…
八百屋の主人かわいそうだなあ。てか犯罪では。
でも他の人にしてあげてることはなんともほっこりしちゃう。
特に手紙と小人の旅は好きです。
余談ですけど昔小人の旅はTVで観た気がする…これのまねっこだったのかな。
あと煙草売りの子(名前わからん)がどんどんおしゃれになるのも可愛い。


なんか自分がフランス人じゃないのが残念な映画だった。
言葉もリアルタイムでわかりたかったし(いつもそうだけどさ)、ユーモアにももっと笑えたんだろうなーと。

時折オイオイとつっこみたくなりつつもまあこれはこれで。
今日みたいな冬の雨の日に、暖かくしてのんびり観るのにいいですね。
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薬指の標本

2006.11.18 *Sat
薬指の標本
小川洋子 著
日本
新潮社

映画:『薬指の標本』

映画を観たら原作読みたくなったので。
読み終わったらまた映画が観たくなっちゃいましたループ。

勤めていた工場で事故に遭い薬指の先端を失った〈わたし〉。新しく見つけた仕事場は標本作成所だった。それもただの標本ではなく、依頼者が封じ込めたいものを標本にする場所。ある日〈わたし〉は、標本技師の弟子丸氏に一足の靴をプレゼントされる。それは驚くほど〈わたし〉の足にぴったりで、まるで足を侵していくかのようだった。


正直昔読んだときにはラストに拍子抜けしたんだけども、映画では、そして今読んだ感じではすごくいいなあ。

結構原作でも変な人でした弟子丸氏。


原作の方が日本特有の湿度とかがあって個人的に好み。
あと薬指の描写が多いのがいい。
多分欠けてる、って言っても注視しないとわからない程度だと思うんで、映画だとそれが主人公にどこかアンバランスさをもたらすという表現がわかりにくい気はします。

それでも今こうして記憶の限り振り返ってみると 悪くないじゃん、映画版! という結果に落ち着きました。
むしろ原作の空気をかなり生かした佳作ではないか。
余計な部分はあったけども。
不満の大部分は技士が私の妄想とかけ離れていたところに収束される気がします(笑)


以下ねったばれー
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ムーラン・ルージュ

2006.11.18 *Sat
Moulin Rouge!
バズ・ラーマン 監督
2001年 アメリカ 128min

早稲田松竹
153s SRD

本当は今月早稲田松竹に通い詰めのはずだったのにな…貧乏ってやーね!

19世紀末のパリ。ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の高級娼婦サティーン(ニコール・キッドマン)は作家を目指しパリへやってきた青年クリスチャン(ユアン・マクレガー)を新しいパトロンと勘違いしてしまう。誤解はすぐに解けたものの、すでに2人は恋に落ちていた。しかし本来のパトロンである公爵(リチャード・ロクスバーグ)がそれを許すはずもなく…


まずは・やっぱり・なにより・ニコール・キッドマンきれいかわいい!
見飽きないーなにこのひと…

話はお約束だし少し冗長気味でもあるけど。
(2時間ちょいしかなかったんだ…もっと長く感じた…)
音楽はノリがいいし映像はゴテゴテのハデハデ。
すごい楽しいなこれ!
終盤のタンゴとか特に好きです。

ユアン・マクレガー、ニコールより小さいのはしょうがないか…
それよりクリスチャンちょっとやんちゃが過ぎるね。
いつも周りを考えていて自己犠牲の傾向があるサティーンに対して
「愛!」「愛!」言ってる突っ走り坊ちゃんの感は否めない。
そこが魅力って言われりゃそれまでだけどよ。
最初にママが教えてあげるわー的なシーンがあったけどいやほんとママはともかく姉弟に見えなくもなかったよ…

この手のものに欠かせないのが劇場の人々。
しっかりお笑い面を引き受けてくれて面白かった。
特にオーナーのジドラー(ジム・ブロードベント)!
最高であります。んもうこういう役大好きだ。
古今東西オーナーは気苦労が絶えませんねw


すでにDVDになってるんだからそれで我慢しようよとも思っていたのですが、ニコールがハーバルエッセンス以上に喘ぐので、一人暮らしじゃない私はああ劇場で観てよかったなあと思ったのでした。
なによりあのギラギラのセットは大画面で!ですね。もちろん音楽も。

とにかくきらびやかな中で恋人同士の2人がとても美しかったです。
いろんな表情を魅せてくれるニコールにあどけない感じのユアン。2人を観られるだけでおいしいや。
CATEGORY : アメリカ映画
THEME : 映画感想 / GENRE : 映画
DATE : 2006/11/18 (Sat)
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香水―ある人殺しの物語

2006.11.17 *Fri
Das Parfum, Die Geschichte Eines Mörders
パトリック・ジュースキント 著
ドイツ
池内紀 訳
文藝春秋

映画:『パフューム―ある人殺しの物語』

18世紀、悪臭たちこめるパリに一人の男が生れ落ちた。男の名はジャン=バティスト・グルヌイユ。人並みはずれた嗅覚と匂いに対する異常な執着以外には、親も生きる喜びも、己の体臭さえ持たなかった。馬車馬のように働く彼の鼻に、ある日えもいわれぬ芳香が迷いこみ…


芳香を求めるお話ではあるけれど、まず悪臭描写のオンパレードから入るのでちょっと気持ち悪くなりました。
当たり前だけどとにかく匂いについてたくさんの描写があります。
ここまで匂いが文章にされているのを読むのは初めてだ。

嗅覚て他の五感に比べてどちらかというと目立たない存在。と思う。
さらに “目を凝らす” “耳を澄ます” といったような表現もなかなか思いつかないし(私の知識が足りないのもあるけど)それに相応する行為てちょっと変態臭く見える。
それでも五感で一番記憶を揺り動かすものだし、とても本能的な要素があるよな…
と存在位置自体ちょっとミステリアスに感じます。


私の嗅覚語りはどうでもいいとして、本編の話をすると、かなり人が死ぬのに淡々と、どこか他人事でさらりと進む。
主人公のグルヌイユには当然といったように感情移入することはなく、ただ薄気味の悪さがつのるばかり。
彼の特殊な事情、才能とあいまって現実感がない。これがいいのか悪いのかはよくわからないけれど私は好きです。

グルヌイユはおよそ好感を持てない人物なのですが、誰よりも香りについての才能・執着を持っているのに自分は微塵も匂いを持たないという悲しさは私にも伝わってきました。
自分の匂い=存在を感じられないからこそ、ふわふわゆらゆらに見えるんかな。

香りを作る過程の描写はとても面白いです。
本は香らないのに、その源から香りを抽出するところは食い入るように読んでしまう。
それにしてもラストに出てきた香水は一体どんな香りがするんでしょうねえ…
さすがに文章では匂いによる陶酔を体感できないのが残念。


ラストは壮絶で、それでも例によって淡々と描かれていて、面白いですよ。うまいですね。


映画化するとは聞いてたんだけどあまり期待はしてませんでした。
でもさっき公式サイトを見てみたところうわーやばい劇場で観ちゃう気もします…おもしろそう…
原作より耽美色が強そうだな。


そして今私の腕では瓶を開けた際勢い余って飛び散った香水が強力に香りを放っています。つらい。
私に香りを語る資格はあるのか…
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レオン

2006.11.14 *Tue
Leon
リュック・ベッソン 監督
1994年 フランス・アメリカ 111min
ちくしょ完全版じゃなくてオリジナル版借りてきちゃったよ…!

プロの殺し屋レオン(ジャン・レノ)。彼の隣人の一家が虐殺された。生き残った少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)を偶然助けることになり、孤独な2人の奇妙な生活が始まる。マチルダは殺された家族の敵を討つため、レオンに殺しの指南を懇願する。


ナタリー・ポートマン好きvなんですけどそのわりには初めて知ったのがラックスのCMだったり本作や『スターウォーズ』観てなかったり。
ずっと観たかったんで嬉しいです。うっかりオリジナル版ですけど。


「2人に萌えさせようとしてるな、やらしい」と思いつつも狙い通りきゅん。
ストーリーも特に目新しいとこはないけれど、ドキドキしました。

ナタリーかわええな(*´д`*)
レオンが可愛くて、マチルダがしたたかめ っていうのもお約束だろうけどいいですね。
本当こりゃ天才子役と言われるだろうね!
しっかし泣き顔はリアルで怖いです。。いいんだけど。
『となりのトトロ』のサツキとメイ並の怖さです。


敵方ゲイリー・オールドマンのキレた演技も、なんだか好きかも。しれない。

回顧:中学時代の担任が変なヒゲ男だったんですけど、今思えばジャン・レノ・リスペクトだったのかしら。


以下ネタバレ。
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美女と野獣

2006.11.13 *Mon
La Belle et la Bête
ジャン・コクトー 監督
1946年 フランス 95min

映画:『美女と野獣(1991)』

ディズニーの同名アニメは以前観たことがあるのですが、
・観たという事実
・ヒロインに横恋慕する男が胸毛の歌を歌ってた
・ティーポットが喋ってたかも
しか 記憶に残っていませんでしたのでまっさらな気持ちで(…)本家?を。

とある商人(マルセル・アンドレ)が怪しげな館へ迷い込む。出掛ける際に末娘ベル(ジョゼット・デイ)に所望された薔薇を手折ると、恐ろしい野獣(ジャン・マレー)が現れた。花を盗んだ報いを受けようとする父を助けようと、ベルは身代わりを買って出、野獣の住む館へと一人向かい…


薔薇、腕のような燭台、嘆く醜男…
いちいち『オペラ座の怪人』を思い出してしまうのは私がオペラ座好きだからなんでしょうか。
まあウェバー版オペラ座自体これと『ノートルダムの鐘』足して2で割tt


んで、一言感想: ポカーン(゚Д゚ )

ていうかすみません最初に野獣が登場した時思ったのは
「怖くねー!」
だったり…
うん、特殊技術の限界か。
むしろいちいち見つめてくる胸像の方がよっぽど怖かったり。

で、これってなんだろう悲劇テイストのハッピーエンドなラブストーリーだと思ってたんだけど…
ギャグにも見えてしまうのは私が無神経だからなんでしょうか。
家族がコミックリリーフというのはいいんだよ、でもその要素が強い気もした。


そしてオチです。
正直、いいのかあれで。
似てるのは、どうなんだろう。
このへんがまさにポカン、ギャグですかのところでした。すいません。


怖くない野獣ですが、だんだん怖く見えてきたりかわいそうに見えてきたり可愛く見えてきたりしたのはすごいと思った。
最終的にMにしか見えてこなくなった私はやっぱり歪んでいるのか。

で、一番の見所というか90分おとなしく観ていたのはジョゼット・デイの美しさ。
まじきれいだ…そして可憐。
『真珠の耳飾りの少女』みたいなターバンらしきものを巻いているのもとてもいいですね。
あれってなぜかすごく色っぽく見える。純潔エロス?
初めてベルが野獣の館に入るところの映像が好きです。
微妙なスローモーションがかかったようになっていて、とても素敵でした。

んでやっぱりあれですね、オペラ座にも通ずるところがありますが、美女が醜い野獣に魅入られるというのがなんだかいいです。げへへ(へんたい。。)

名作相手にどうなの、この感想。
あ、でも今日までずっと私ベルって鐘のベルだと思ってたのでその間違いを正せてよかったです(…)
ところでちょっとネズミ社のアニメを見直したくなったよ。むむむ。
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バタフライ・エフェクト

2006.11.08 *Wed
The Butterfly Effect
ジェームズ・スワロウ 著
アメリカ
酒井紀子 訳
竹書房

エヴァンはごく普通の少年。ただし、突発的に記憶喪失に陥るという奇病を患っていた。たて続けに起きた不幸な事件から逃れるように町を離れていったエヴァン。平穏な日々は過ぎていくがある日、治療の一環としてつけていた日記によりタイムスリップ出来る能力に気付く。大切な人を救うため、彼のとる行動とは…


この映画なんかすごかったよなあ…としみじみ感慨にふけりながら読みました。

butterfly effect : カオスな系は、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そのことが「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」と、よく例えられ、これをバタフライ効果と呼んでいる。Wikipedia


「もしあの時こうしていたら、今頃どうなっていただろうか」
エヴァンたちが生きている世界はとても過酷で私には馴染みのないものですが、この思いって誰でも一度は胸を掠めるものじゃないだろうか。

そしてある一点だけ正しい(と自分が思っている)方向に治してやりさえすれば万事うまくいく。
主人公エヴァンもきっとそう思っていたに違いない。

それでもまさにバタフライ効果で次々と狂ってゆく運命。
彼はどう決着をつけるのか。
…何テンションだろう自分…


痛い描写が多くて最初のほうはちょっと読むのがつらめでした。
だけど話はすごくしっかりしてるの!
どんどんひきこまれるよ。おすすめです。
本は読み返せるのでしっかり場面の意味がわかってああ、練られているなあ思うです。
映画もスピード感があふれていてよかったけれど、頭が追いつかなかったりもした…

そして、こんなに悲しいハッピーエンドって今まで見ただろうか。
私が把握しているだけで・劇場公開版 ・DVD特典版 ・ノベライズ版 というラストが存在しているようですが、どれも悲しいよ…
それでもこのノベライズ版が一番きらきらしています。
甘っちょろいと言われてもこのラストが救われるよ。
ちなみにDVD特典版は実際観てはいないのですが、ネットで知ってしまったときは目を見開いて絶句、でした。
泣いてもいいですか。・゚・(ノД`)・゚・。
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モブログ初トライ

2006.11.05 *Sun
20061105125517
ちゃんと送れるかしら。

今日は優雅にヒッキーの予定だったのですが急遽出勤…

というわけで映画でも本でもない内容でお子さまたちの夢をぶち壊しつつお送りしております。

明らかに女の子サイズなんですが無理やり男性が入ってます。
そのそばでひきつった笑顔であめちゃん配るお仕事。
またNンタンがでかいんだ…
身長160センチ弱の私より頭ひとつ分出てます。
しかも頭ひとつって言ってもNンタンの頭だからね。
人間の頭2、3個分だからね。
怯えるお子様もいらっしゃいます。
それより中の人探索される方がきついけど。

さーもうすぐ休憩終わりです。ばんばる。
私っぽい人見かけたら遠くからそっとしておいてください。


のぞ
CATEGORY : Note
DATE : 2006/11/05 (Sun)
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イノセント

2006.11.01 *Wed
L'Innocente
ルキーノ・ヴィスコンティ 監督
1976年 イタリア・フランス 124min

テアトルタイムズスクエア
340s SR/SRD/DTS/SDDS/SRD-EX


ヴィスコンティ二本目。
『山猫』を観にいくときのテーマが「すごい人の代表作を観てみよう」なら
今回のテーマは「すごい人のエロ映画を観てみよう」です(※文芸作品ですよ)

19世紀末のローマ社交界。伯爵のトゥリオ・エルミル(ジャンカルロ・ジャンニーニ)は愛人である未亡人テレサ(ジェニファー・オニール)に熱を上げ、妻ジュリアナ(ラウラ・アントネッリ)を全く省みない生活を送っていた。しかしジュリアナの不倫に気付いた彼は嫉妬から再び彼女への情熱を甦らせ…


今回の雑念
・いつ脱ぐんだろう
・丸出しでもR-18とは限らないんですね勉強(?)になるなあ
・んまーこの時代て女性の脇奔放なんだー
・んまーこの時代てノーパンなんだー下半身も奔p
・就職したらヴィトン買おう(*´д`*)

とかはおいといて。

邦題は『身から出た錆物語』でいいかしら。

以降ねたばらしながらくっちゃべるよ。
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映画とか本とかについての
つらつらおぼえがきブログです。
鑑賞頻度はちびちびです。

時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
興味持ったらなんでもこいですが
わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




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