This Category : その他ヨーロッパ文学

スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT | 

王妃マルゴ

2010.12.17 *Fri
La Reine Margot
アレクサンドル・デュマ 著
フランス
榊原晃三 訳
河出書房新社

映画:『王妃マルゴ』


16世紀、フランスはカトリックとプロテスタントとの争いにより混乱を極めていた。融和政策として国王の生母カトリーヌ・ド・メディシスは娘マルグリットをプロテスタントの頭領ナヴァール王アンリと結婚させる。しかしそれは聖バルテルミーの虐殺へと繋がってゆく。パリに呼ばれたプロテスタントの若き貴族ラ・モルは虐殺の手から逃れるうちにルーヴル宮へと迷い込む。彼はそこでナヴァール王妃となったマルグリットと出会う。


表紙のマルゴがまったく美しくなくてくじけたのは秘密です。


映画版の感想記事がこのブログの中でアクセス数が高いんです。
なのにしょうもないブログの中でもいっそうしょうもない感想で申し訳ないなー、小説読んだらちょっと理解深まるかも、と思って読んでみました。
『モンテ・クリスト伯』面白かったしね!
ですが映画の記憶は全く呼び起こされず。
映画の記憶自体、結婚式のマルゴがいまいちだったことと血まみれのシャルル9世ぐらいしかない…そしてシャルルは病死だと思っていたよ…

知識の欠如も手伝い、上巻では「アラマア大変!」ぐらいにしか思えず、なんだか入り込めませんでした。
えーデュマなのにこんなにモンテ・クリスト伯と違うんだと残念に思ってました。
(ところでシャルル9世、カトリーヌ・ド・メディシスに「いかがでしたか私の出来映えは?」って言いました?←確かめる気力なし)

下巻に入ってカトリーヌがだんだん露骨になってきてからやっとハラハラドキドキしてきたかも。
逃げても逃げても迫ってきて、怖かったなあ…


でもなんか「王妃マルゴ」じゃなかった。「ナヴァール王アンリ」だったような。
むしろ「ナヴァールそしてフランス王アンリ」てことでもうちょっと先までやってほしかったな。
こ、ここで終わり!?これはオープンエンディングというのかしら??なEDでした。
ルネの不気味さはなかなかよかったけど。

マルゴ…うーん言及するほど…うーん。
愛なき結婚でもアンリと盟友として結託・行動するのはとてもかっこよかった。
ラ・モルとの悲恋はまあ悲しいんだけど「あとからこんな悼むくらいならもうちょっとサービス精神出せばよかったじゃないカボッシュ」とかいうツッコミ心が余韻に浸る邪魔をする。
それよかアンリとド・ムーイの活躍とかのが痛快でした。


映画版並みの微妙な感想になってしまいましたが、すこーしだけ理解進んだと思うのでもっかい映画観てみたいな。いつになるんだかですが。
スポンサーサイト
COMMENT (2)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

モンテ・クリスト伯 ―再読メモ

2010.11.19 *Fri


通しでの再読は初めてだな。実に4年ぶり…月日が経つのは早いです。
『赤と黒』終盤読んでたらなぜか猛烈に読みたくなったので。
うあ~やっぱり面白い!!!

興奮と同時に自分の忘却力にもかなりおののきました。
エドモン失脚にナポレオンが関係してたなんて映画版で「あ、そうなの?」とか思った気がするし(…)
それはそうとして序盤はたるかった記憶があるんだけど、ナポレオンは赤と黒でも(過去の人物でありながら)触れられていたり、今回は舞台背景や読解やらネットにちょいちょい助けられての読書だったので最初からわっくわくで読めました。
2回目でこんなに楽しめるの!?てぐらい楽しかった。ホゥ…満足。


以下、とりとめなく、無駄に長く、べしゃる
COMMENT (2)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

赤と黒

2010.10.15 *Fri
Le Rouge et le Noir
スタンダール 著
フランス
桑原武夫、生島遼一 訳
岩波書店

貧しい木こりの子に生まれたジュリアン・ソレルは野心あふれる青年だった。彼はナポレオンを崇拝し、軍人としての立身出世を夢見ていたが王政復古の世の中では難しいことだと判断して以降、強い力を持つ聖職者を目指していたのだった。家では役立たずの扱いを受けていたジュリアンだったが、ある日町長のレナールに聡明さを買われ子供たちの家庭教師として雇われる。その家には少女のように無邪気な夫人がいた。


やーーーっと読了!
もうどんだけ時間かかってんだか確認したくない。
面白かった…のかな?(えー)
政治的、歴史的なことは難しかったです。

恋愛方面、特にvs.(←こうとしか表せない)マチルドはなんだか面白かったけど。
好きなのに抱きしめられない葛藤、駆け引きはこっちまでハラハラさせられました。
あそこはちょっと気の毒に見えたけど、結局2人とも相手より自分のことが好きなんだろうなーと思わす場面でもありました。
最初の逢瀬だって若さにそぐわなすぎるドライさになんだかゾッとしたよ(苦笑)
まあ恋に関しては2度とも「夢中にさせてやろう」から入って結局自分も夢中になっちゃうのは人間味あふるるかもね。
主人たちはたまったもんじゃないけどね。


終盤は「昼ドラみたい…」と思いつつ読んでました。
密談のシーンも面白かったんだけど背景わかってないのもあってすっかり忘れてました。
あれはその後は脳内補完してお楽しみくださいって感じなんでしょうか。
出版当時だったらタイムリーすぎてさぞかしドキドキだったろうなあ。
ていうかちゃんとお勉強してれば「ああ、これがあの革命につながってそこでこの人たちはきっとああいう働きをするんだわ」とかの妄想でワクワクできるんでしょうねーいいなー。

まあ、一言で言っちゃえばジュリアンめんどくせえ人間!でした。マチルドもだけど。
それが人間の機微なんですと言われればグウの音も出ませんが、こういちいち斜に構えて生きてて楽しいのかしらん、なんて。
フーケ偉いなー。
感情移入とか共感とかの前にそう思っちまいました。
うーん、なんだかんだで面白かったってことにしておきます。
COMMENT (2)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

インド夜想曲

2009.11.14 *Sat
Notturno Indiano
アントニオ・タブッキ 著
イタリア
須賀敦子 訳
白水社

失踪した友人シャヴィエルを探してインドへやってきたルゥ。ボンベイ、マドラス、ゴア…各地を赴き彼は様々な人間と出会う。幻想と瞑想に満ちた時間を過ごすルゥは、やがて一つの結論へ辿り着く。


驚いたことに、読んだことを忘れていました。
ここまですっぽり抜けるとは…まさに夢と現の物語(ナニ言ッテンノ)


なーんかよくわからんかったです。
カフカの『ある戦いの描写』に次ぐわからなさ。
主人公の今いる場所とか、表向きにしていることはわかる分、ある戦いの~よりマシなんですが、なんともつかめなかったです。

冒頭はなぜか吉本ばななのを読んでる感覚に似たものを感じた。
久しく読んでないですけど吉本ばなな。むしろよしもとになってから全く読んでないですけど。
『キッチン』第2部とか『アムリタ』とかそんな感じ。うろですけど。
異国の夜というゆらゆらした浮遊感は好きだし雰囲気もよかったんです。
けど、よくわかんない。


またしても残念★自分な本に出会ってしまいました。
だから忘れてたんでしょうか。とことん残念。
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

山猫

2009.09.12 *Sat
Il Gattopardo
トマージ・ディ・ランペドゥーサ 著
イタリア
小林惺 訳
岩波書店

映画:『山猫』

1860年、統一戦争に揺れるイタリア。山猫の紋章を掲げるサリーナ公爵ドン・ファブリーツィオは新時代の到来を感じ、自分こそサリーナ家の最後の人間になってしまうことを理解していた。そんな中、才気溢れる公爵の甥タンクレーディと新興ブルジョアの娘アンジェリカが出会い、恋に落ちる。公爵は2人の結婚を後押しするも、そこに滅びの予兆を見出す。


この間BSでやってた映画版をチラ観していたら、なんだか読んでみたくなってしまいました。
原作を読むと、すごく忠実に映像化されたんだなーと思う。

まあ読むより先に観たせいもあるけど登場人物は完全に映画版キャストのイメージで読めました。
バート・ランカスターasドン・ファブリーツィオからはあそこまでの精力を見出せなかったけど(笑)それは私がおこちゃまだからでしょう、そうでしょう。
風呂場のシーンもバイだからとか言ってごめん(…)
原作にあったシーンなんですね。神父がうろたえている理由もやっとわかった。


映画より全編に漂う死・滅びの雰囲気がすごい。濃密にむんむんです。
不快感や嫌悪感を特に感じなかったのはそこにある美学にあてられたからか、映画版の華やかな雰囲気(映画も十分終焉のムードをまとっているけど)が知らず知らずのうちに脳内補完されたからか。
香り立つのはやっぱり『斜陽』と同じものだなあ。


以下若干ネタバレしつつだらだらと
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 



Copyright © lair All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM
08
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
||| admin || NewEntry |||

I n f o

映画とか本とかについての
つらつらおぼえがきブログです。
鑑賞頻度はちびちびです。

時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
興味持ったらなんでもこいですが
わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




Calendar

07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -




Recent Entries + Comments






Recent Trackbacks




てをつなごう






Search






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。