This Category : ロシア文学

スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT | 

桜の園

2008.07.04 *Fri
Вишнёвый Сад
アントン・チェーホフ 著
ロシア
小野理子 訳
岩波書店

5月、一面に花が咲き誇る桜の園に当主であるラネーフスカヤ夫人が帰ってきた。娘たちや使用人に出迎えられ、喜びに浸る夫人だが、借金は膨らみ桜の園を含む領地は間もなく競売にかけられることになっている。 商人ロパーヒンは夫人のため領地を手放さず済む方法を諭すが、夫人は真剣に聞こうとしない。


『斜陽』が日本版桜の園とかいうから読んでみたけど、アタイにはさっぱりだよ…!
筋を何とか理解できた程度でした。
本編より解説のほうが面白かったのではという勢い。

で、頑張れば憂愁とか感じ取れないでもないかなと思っていたら喜劇だというではないか。
出てくる人たち、滑稽だなとは思っていたけどアハハとかクスリとかは出来なかったよ…
知識とセンスとどちらも追いつかなかったということでしょうか。残念な子(´-`)

「天から降ってきたような、弦の切れたような、すうっと消えていく、もの悲しい音」(p69、131)の余韻はいいですね。
炭鉱事故の音なんて書いてくれなきゃさっぱりわからなかったけど。
スポンサーサイト
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

カラマーゾフの兄弟

2008.03.17 *Mon
Братья Карамазовы
フョードル・ドストエフスキー 著
ロシア
原卓也 訳
新潮社

若い頃から欲望の赴くままに放蕩生活を続けていたフョードル・カラマーゾフには3人の息子がいた。情熱型のドミートリイ、知的なイワン、敬虔なアリョーシャ…さらに料理人のスメルジャコフはフョードルの私生児と噂されていた。かねてから長男ドミートリイはフョードルと不仲で、グルーシェニカという女性をめぐり争っていた。ある日ドミートリイは嫉妬に駆られ父の家へ忍び込む。そして彼の逃げ去った後にはフョードルの撲殺死体が横たわっていた。


やっぱり読みにくいなあ…名前長いしバリエーション多いし。
(名前といえば最初に気になったのは、父フョードルのファーストネームがドストエフスキーと同じなこと。意味深…
ちなみにフョードルのモデルはドストエフスキーのパパンなんだってさ)
しかもキリスト教ですか。わからんちん(´・ω・`)
だけどなんだか一回乗ると読んでしまいますね。寝るときは寝てたけどさ…

ひとつひとつのエピソードはそれなりに面白いかもと思いながらも、いまいち点と点、リンクがわからずばらばらとした感じがしてました。
まあそれが収束していくのが魅力の一つではあるんですが、そこにいくまで結構かかってしまったなあ。


裁判以降はさすがに加速しました!ところでネタバレ
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

白夜

2007.11.28 *Wed
Белые Ночи
フョードル・ドストエフスキー 著
ロシア
小沼文彦 訳
角川書店

白夜のペテルブルグで出会った〈私〉とナースチェンカ。〈私〉はナースチェンカに一目で好意を持つ。二人は夜毎会うようになり、お互いの身の上話を語り合ううちにナースチェンカもまた〈私〉を慕うようになる。四度目の夜、二人の恋は転機を迎える。


サブタイトルが“感傷的ロマン―ある夢想家の思い出より―”。
なるほどまさにその通り。
なんというか、もう→ポカーン(゚д゚ )
こんなポカン具合はコクトー版『美女と野獣』以来ではないかしら。

主役の二人は私を置き去りにしてどこまでも行くよ な感じだった。
最終的には主人公も置き去りなんだけど
よく〈私〉のテンションについていけるなナースチェンカ。
語り部分が多いせいか感嘆詞もたくさんで戯曲読んでる気分になりました。

あれだねー人間頭良すぎても家に引きこもってばっかでもよくないね(結局そういう感想)
あ、でもドストエフスキーて結構面白い人なのねとわかってよかったかも。


ネタバレOKならここ読んでみてくださいな。
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

永遠の夫

2007.05.26 *Sat
Вечньій Муж
フョードル・ドストエフスキー 著
ロシア
千種堅 訳
新潮社

ロシアの高等遊民ヴェリチャーニノフの周りに、喪章をつけた謎の男が現れるようになった。独特な印象を受けた彼は、男の出現が重なるに伴いいらだちを隠せない。ある日の深夜、二人はついに直接対面することになった。男はトルソーツキイ、かつてヴェリチャーニノフと愛人関係にあった女ナターリヤの夫であった…


永遠の夫:妻に愛人がいても気付かない、気付いても何も出来ずにいる男。万年寝取られ男
だそうです。

ということで毒婦とそれに絡め取られた男たち、という昼ドラ的展開を予想していたんですけどさすが文豪ですねそういうのは書かないんですね。
哀れで滑稽なトルソーツキイ。
もうこいつおかしいよ病んでるよていう行動ばかりで胸を突きます。
復讐したかったのか、許したかったのか、ただ泣きたかったのか。
「一緒に泣きたかったのか?」というくだり、ぐっときた。

なんかある意味『罪と罰』より難解だったかも。
男女の機微というよりは性別を問わない、この世に長く居過ぎてしまった人間の哀愁みたいな感じがしました。
結局よくわかってない気がする。


ザフレビーニン姉妹の描写がちょっと好きかも。
『ヴァージン・スーサイズ』や『本格小説』…とは似てないんだけど、近いテンションを感じてうふふな私はやっぱり少女趣味なんだろうか…
COMMENT (1)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

罪と罰

2007.04.26 *Thu
Преступление и Наказание
フョードル・ドストエフスキー 著
ロシア
工藤精一郎 訳
新潮社

『エリザベス』以来の活字です…何ヶ月空いてるよ!
試験挟んだり電車で寝続けたりで超鈍足な読書生活でした。

「一つの微細な罪悪は百の善行により償われる」「選ばれた非凡人は新たな世の中の成長のためなら社会道徳を踏み外す権利を持つ」独特の論理に基き高利貸しの老婆を殺害したラスコーリニコフ。しかし予想外の殺人をも犯し、罪悪感に苛まれ続ける。そんな彼の前に現れたのは、売春婦に身をやつしつつも敬虔に生きようとするソーニャであった。


高校の時半分ぐらいまで読んだんですけどね、ばっちり挫折。
人の名前も長いしさ。呼び名多いしさ。カタカナだしさ。
やっと読めました。でも今回もすっごい時間かかって“やっと終わった”というのが正直なところ。

恋愛小説でもあり、推理小説でもあり、思想?小説でもあると聞いたことがありますが、本当に盛りだくさん。
ぎゅぎゅぎゅっと濃い1冊ですね~。

ラストやはり、きた!!(ノД`゚)
あと、ラスコーリニコフの告白そしてソーニャの「いっしょに十字架をせおいましょうね…!」(全集8・p74)というところね。
ソーニャ、最初はおどおど子なのに、どんどん強い面が出てきて圧倒される。

同じく印象に残った場面としてはラスコーリニコフとママンの最後の会話。
母親の悲しさというか、発狂寸前の姿がとても切ない。


殺人を犯した後どんどん混沌としていくラスコーリニコフの頭の中も、高校の時は「こっちまで頭おかしくなるわ!」と思ったものだけど(これも挫折した理由のひとつ)今回はすんなり読めました。なんででしょ。
共感…とまではいかないまでも、否定できないんだよなあ。
あ、あとスヴィドリガイロフのエピソード、多分よくわかってないんだけど、好きです。


やっぱり人間、外の空気を吸わなきゃだめだね!
考えすぎはこわれる。体も動かさないと毒ですね(どういうシメ)
CATEGORY : ロシア文学
THEME : 読書 / GENRE : 小説・文学
DATE : 2007/04/26 (Thu)
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 



Copyright © lair All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM
05
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
||| admin || NewEntry |||

I n f o

映画とか本とかについての
つらつらおぼえがきブログです。
鑑賞頻度はちびちびです。

時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
興味持ったらなんでもこいですが
わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: 怠慢/惰眠/逃避癖




Calendar

04 | 2017/05 | 06
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -




Recent Entries + Comments






Recent Trackbacks




てをつなごう






Search






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。