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映画とか本とかの感想をぺちゃぺちゃ書いておくところです
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ロリータ

►2008/06/04 

Lolita
ウラジーミル・ナボコフ 著
アメリカ
大久保康雄 訳
新潮社
これってアメリカ文学でいいんですよね?

幼い頃の恋人アナベルを忘れられずにいたハンバート。いつからか彼は思春期前の少女―ニンフェットの魅力にとりつかれるようになった。下宿先を探していたハンバートはアナベルの面影を宿す少女ロリータと出会う。彼女の母親シャーロット・ヘイズに気に入られたハンバートは、このヘイズ母娘と暮らすことになる。


いやー進まなかったな〜。
難しくてわけわかりませんでした。
だから登場人物多いのとか呼称ころころ変わるのとか無理なんだってば!(逆ギレ)


ネタバレ含んで続きます。いつもにましてろくでもない感じです

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冒頭からいちいち変態オーラがほとばしっていてむしろ清々しかったです。
「舌のさきが口蓋を三歩すすんで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。」(p14)がなんとなく好き。

ただそんなハンバート氏の変態トークにうんざりすることも度々で、なんだ私、結構変態ポテンシャル低いじゃん、とちょっと安心したり(苦笑)
というか私の個人的な好みが思春期ものから別のものにシフトしているのかも。
危うい少女の複雑で単純な心理とか、以前はああどきどき、て感じだったけど、今はうん〜惹かれないこともないけど…な程度になってきた。ような。

そう、ハンバートはさすがに少女を愛するだけあって老獪なおっさんの中にちょくちょく思春期な一面を覗かせている気がした。
序盤はなぜだか『悲しみよ こんにちは』を読んでいる時と似たものを感じたもん。
いやにキラキラした情景。そして邪魔者の死。
シャーロットが不憫でならない…どうせなら何も知らないまま死ねたらよかったのにね。
ところで自分が魅力的な容貌だということをを常に頭に入れといてねってすごいよな。しかもワキガに痔持ち


ロリータが死んでいることを読了後Wikipediaで知った私。
どんだけ読解力ないんだよと自分につっこんでいたら“はしがき”で言及されているのね。
しかもシラー夫人表記で。そりゃあ私には把握不可能です。うーんニクイ。

終盤は語り手の気は狂ってるわ、数多の人と呼称が飛び交うわでもう脳がパニックです。
とりあえずキルティはしぶとすぎだ。ありえん。
それともハンバートの幻覚かしら。


美しい描写、言葉遊びはなるほど面白い。
といってもわざわざルビふってくれてるところのそのまた一部しかわかりませんでしたけど。
原文で読めたらさぞかし面白いんでしょうね。

「私たちは友人たちに、あたかも文学作品のなかの人物が読者の心のなかで獲得するような性格の固定性をあたえようとする傾向があるようだ」(p399)
主題ではまったくないけど(あ、主題だとか意図だとかこの作品に関してどうでもいいんだっけ?)なんだか納得したくだり。
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続あしながおじさん

►2007/12/15 

Dear Enemy
ジーン・ウェブスター 著
アメリカ
松本恵子 訳
新潮社

同シリーズ:『あしながおじさん』

ジュディは、かつて自分が育った孤児院ジョン・グリア院の改革権をプレゼントされる。実際に改革を行う院長として指名したのは、学生時代からの親友サリー。いやいや始めることになった仕事だが、徐々にサリーは院長としての実力を発揮していく。


いやー読書って楽しいですね! と久しぶりに思いました(苦笑)
つくづく自分は少女趣味だと再確認。再確認するのなんどめだナウシカ

邦題の2匹目のドジョウ狙ってます感がありありと感じられ、
(直訳で十分惹かれるのになあ。一筋縄じゃいかない感じが可愛らしいじゃないか)
加えてジュディが主役じゃないという時点で読む気皆無だったんですが、とても面白かったです。


以下はネタバレのつもりはないが微妙なところだよ

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サリーの利発さ、ポジティブさに何度も感心したし、ドクトルににやにや。
坊ちゃんといい、パーシイさんといい、このシリーズ可愛い男性多いw
「ああ、サリー、あなたは私が鉄でできていると思っているんですか?」(p307) …たまらないyo!(´∀`*)

孤児のことを思っていながらも自分のお楽しみというかテリトリーもちゃんと確保しているあたりが現実的でいいなと思う。
2chでも語られているんですけど、滅私奉公では続かないよね。


ジュディの幸せなその後が垣間見れるのも嬉しい。
ただ、そのライフスタイルというか「奥方ジュディ」には特に魅力は感じなかったな。
いや、普通にうらやましいですけどw


精神疾患やその遺伝について、今の感覚では大声で言えない意見とかもばしこばしこ書いてあるんですけど、書かれた当時では普通の認識だった、ということを肝に銘じていなければいけないですね。
褒められたことではもちろんないけれど、当時の上流階級の人たちがそういう考え方になってしまうのは仕方がなかったと思う。
捏造された?とはいえデータがあるわけだし、遺伝説が確固たるものならば自分たちの一族からはそういう人間が出る心配がないわけだし。
私自身もこういう問題を真正面からじっくり考えたことないので、彼らが間違っていようが批判する資格は少なくとも私にはない気がするよ。
ただそれでもサリーの発言にはドキドキする箇所あるな。
児童書のカテゴリだけどこのあたりはある程度の認識を持ってから臨まないといけないと思いました。

そしてこのあたりは、ウェブスターの私情も少なからず入っているかもねとのこと。
2chのあしなが板は勉強になります。


前作と比べると、テーマ的に必然なのかもしれないですけど重めかな。
孤児たちが自分のドレスを持つ、自分でお金を出して買い物をする…、そうした場面を読むたびに素直によかったなあと思いつつ、うまく言葉に言えないものがのしかかってくるような感じで考えさせられるのでした。
でもそれを嘆きながらもさらにこの場所をより良くするためにはどうしたらいいのかと常に前向きなサリーが気持ちよくて好き。

そして例のごとく恋模様にもキュンキュンします。描写が可愛すぎる。
乗じて前作と漫画を読み返し、はぁ、とため息。
そしていい年こいて児童文学と漫画にときめいてるよこんな夜更けに、と我に帰る27時。ドハァ。


(071222追記)
書き忘れ追記。2点思ったこと。

今回は前回と違って、基本相手の返事や相手との直の交流がある(ジュディ&坊ちゃんの場合はジュディが認識してないから違う)けど、それはサリーが手紙に書くことではないから彼らの交流全てが本には表れず、部分見せになっているところが面白いと思いました。
サリーがかなり前から楽しみよと書いていたジュディとの再会なんて、実際会う瞬間は飛ばされ次の手紙でこの間は楽しかったと書かれているところとか。

あと、少し違うけどラストのジュディへの手紙からドクトルの手紙に続いたところで「ジュディへの手紙にはこんなこと微塵も書いてないわよ!」とか書いてるところもすごく好きだなあと思ったよ。


サリーがジュディの過去を知っている…それだけ二人は心を許し合える仲なんだねと改めて感じて嬉しくなったり。
言わないで済むっちゃ済むことだもん。
いつ話したのだろう、ジュディの覚悟は、サリーの反応は…といろいろ気になる。
きっとサリーのことだから驚きはしつつも受け入れたんだと思うけど、今まで自分の全く知らなかった世界だから一言で“驚き”と言っても相当なものだろうな、でも縁がなさすぎていまいち実感として沸いてこないかもな、とか考えてしまいますね。


だからこういう(いかにも感想ぽい)こと書き忘れるなよ自分。
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あしながおじさん

►2007/07/30 

Daddy Long Legs
ジーン・ウェブスター 著
アメリカ
松本恵子 訳
新潮社

同シリーズ:『続あしながおじさん』
漫画:『Daddy Long Legs』

孤児のジルーシャは文学の才を認められ学資援助の誘いを受ける。条件は月に一度、名も知らぬ後援者へ手紙を書くこと。ジルーシャは垣間見た後援者の後姿と影から、彼を「あしながのおじ様」と呼び学校生活を綴った手紙を送り続ける。


勝田文『Daddy Long Legs』のときめき冷めやらず、原作購入。
読んでた本ほっぽってギラギラ読んでました。
うーん、やっぱりいいわあ。


わりとネタバレな気がするんで隠しで

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西洋版「若紫」という印象を持っていたんですが、なかなかどうして。
ジュディの信念とか、幸せな生活の中でふと思い出す過去の苦悩とかも入っていて現代女性て感じがする(完全ジュディの一人称なので勝田版より自己主張も強い印象を受ける)し、ピュアな恋物語と思うね。
ただそれは勝田版を先に読んだからだとも思うんだ。
原作ではおじ様の心のうちは分からないから、最初からジュディを掌中に留め置くこと目的にも見えるかもな。
想像力の乏しい私のことなので、先入観と相まってきっと若紫モードで読んでたかも。危なかったなあ。

勝田版から入ったので大どんでん返しの衝撃を真っ当に喰らえなかったのは残念。
ジュディの何倍も鈍感な私、絶対最後まで気付かなかった自信あります(´д`)ノそしてドン引きしてたかも

だけど前述のnot若紫の方が重要だわ!ということで。
楽しい小説だったけれど、あくまでも私の中では勝田版が基本に、原作はその補足になってしまいました。
本当うまく料理されたと思う〜。


最後の「どうかご助言を」の手紙から「最愛の〜」のあの唐突な落差と、おじ様の心のうちはわからない、という2点が小説としては面白さを増していると思う。
けれど漫画版の、お互いに苦しい胸のうち、そして初めておじさまとお会いするあの場面をリアルタイムで追ってるのがいいのよね〜。
ああ、本当ほっくほくになる。

そして小説より漫画の方で言いたいこと出てきてしまったので追記しやした。よろしければどぞ。
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ブラック・ダリア

►2007/07/05 

Black Dahlia
ジェイムズ・エルロイ 著
アメリカ
吉野美恵子 訳
文藝春秋

映画:『ブラック・ダリア』

ロス市警のバッキーとリー。彼らは仕事上のパートナーであり、プライベートでもリーの同棲相手ケイを交えた友人同士であった。1947年1月、若い女性の惨殺死体が発見され、事件は<ブラック・ダリア事件>と称される。リーは事件解決に没頭、初めは一歩退いた態度であったバッキーもまた、<ダリア>の虜になってゆくのであった。


映画版は正直結構忘れてたり。
今となってはなんでヒラリー・スワンクやねんと思ったことしか記憶にございません。
とりあえず忠実…というかいちいち克明に映像化してくれなくてよかったとまず思いました。
痛いシーンが多すぎる。

犯人を知っているからその分自分内での盛り上がりには欠けたけれど、むしろ知っている人間をあそこまでドキドキさせるとは。

映画版ではリーが異常に見えたけれどこっちは完全にリー<<バッキーです。完勝です。
なぜか今回はリーの事件のめりこみは納得できました。映画版と変わらないのに。


でね、やはりこの話、エリザベスとマデリンが似てないと話にならないのだわ!!
登場人物たちの異常性の根拠も、犯人の犯行動機の根拠さえここにある。
“屍姦者”なんて端的で攻撃力の高い言葉。でもそんな感じに見えるよね。
映画だと単なる浮気者だよ…


ラストは無理矢理感ちょっと感じつつも救われました。
でもあの人々にはもっとそれなりの報復が欲しいよな〜。
どうでもいいけどマーサというと「マーサの幸せレシピ」しか出て来ない私…
名前に関してもうひとつのたまうのならバッキーとリーの苗字、似すぎね!ワタシオボエラレナイヨ!


しかし、エリザベスもケイもかわいそうだ〜(ノД`)・゚・。
特にエリザベス…
“尻軽”となったいきさつも苦しみと屈辱の最期も…
結局金持ちに貧民が負けたわけだ。
エルロイの母親は娼婦で、彼が幼いときに客に殺されたとのこと。
それでもってこの作品には母親に対して「この血塗られた書を告別の辞として捧げる」(p3)という献辞が添えられている。
彼は何を思ってこの作品を、そして献辞を書いたんだろうか。


しっかし、事件の核心に近付くまでがつらかった〜。
中核はダリア事件だけどもあくまでもバッキー・ブライチャートのお話なのでサイドストーリー的なものがたっぷり。
後半加速できたけど、序盤は結構億劫で。
特にボクシングシーン。エルロイはボクシング好きらしいですが別にそうでもない人間には正直退屈だったわあ。

あとあれですね、本だといきつ戻りつ出来ていいですね!

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黒衣の騎士との夜に

►2007/06/10 

Mystique
アマンダ・クイック 著
アメリカ
中谷ハルカ 訳
ヴィレッジブックス

両親を亡くしたアリスは冷酷な叔父のもとで辛い毎日を送っていた。ある日彼女は従兄弟からとある石を贈られる。ほどなくヒューという騎士が現れ、石の所有権を主張するが石は既に何者かに盗まれていた。アリスは自分と弟の幸せのため、“非情なヒュー”の異名を持つこの騎士と石をめぐり取引をする。


きゅんとしたくて読んでみたけどあんまりきゅんとしなかったw
面白かったと思うけどどうも読み返し力はわかないかな。

なんかこの作者さん、女性の魅力を香辛料に例えるの好きだなあ。
あと好きな色は緑色だと思うよ。
というわりとどうでもいい情報を得たところで終わってしまった…
それにしても、ああいう言葉たちで中世の女性たちはときめいていたんですかね。ううむ。

何より、非情非情と散々いわれてるのに、肝心なところはすべてアリスの言いなりになっているヒューが全く非情に見えないところがアーハー(´-`)

ラストの洞窟のシーン(ラブシーンでなく事件の顛末)は中々ドキドキしました!
キャサリンかわいそうだなあ(ノД`゚)

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I n f o

映画とか本とかについての
つらつらおぼえがきブログです。
なにかひとこと(ツッコミ含)
いただけたらうれしいです。

時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
興味持ったらなんでもこいですが
わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: ペーペー/怠慢/逃避癖

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