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映画とか本とかの感想をぺちゃぺちゃ書いておくところです
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エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜

►2008/03/30 

La Môme
オリヴィエ・ダアン 監督
2007年 フランス・チェコ・イギリス 140min

早稲田松竹
153s SRD


パリのベルヴィルに生まれたエディット(マリオン・コティヤール)は祖母が営む娼館で幼少期を過ごす。一時的に失明したものの回復したエディットは大道芸人の父(ジャン・ポール=ルーヴ)に引き取られ、各地を転々とする。月日は経ち、友人のモモーヌ(シルヴィー・テステュー)と路上で歌い生活していたエディットは名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレ(ジェラール・ドパルデュー)に見初められデビューを果たす。ルプレは彼女に“ピアフ―雀―”という名前を与えた。


彼女については全く知らないので、事実は気にせず映画そのものの感想をくっちゃべるであるよ。


すごい人生ねえ…私とは真逆の道を歩んでるなあ。
なるほど指摘されているとおりこういう伝記物?として見ると一線を画しているとは言いがたいですが。

主演のマリオン・コティヤールって今まで作品観たことなかったんですが、べっぴんさんなのね。
世界各国のスクリーンに全編ブスメイクで挑むってこと時点で女優魂を感じます。
演技もとっても気迫を感じて素晴らしかった。

そうそう子役たち(マノン・シュヴァリエ、ポリーヌ・ビュルレ)もよかったですよ。
というか2人いたことに気付かなかった…それだけ似ていて自然だったのか、私がボケていたのか。


歌声にいちいち鳥肌が立つ。
あまり好きな声じゃないと思っていたんだけど、こう心が震えるというか。
『愛の讃歌』が一番好き。山下達郎みたいに軽やかに歌い上げるのも好きですけどね。
もっとステージでのシーン長く聞いていたかったけど、なんとも泣かされた。
本当に歌うことが人生だったんだねー…と、つくづく感じました。

いろいろ痛ましいことも起きていたけれど、祈りを捧げ「愛しなさい」と言える人生なんて相当素敵だよね。
そう思っていたのでラストの『水に流して』歌詞にはとても説得力を感じた。

エンドロールは最後に歌声を堪能出来る〜と思っていたらどんよりとしたインストだったのが若干残念かな。

そうそう、目の見えなくなってたエディットが、回復して最初に見たものってあれ桜でしたよね?
なんだか妙にほっこりしました。いいな。
失明の原因が梅毒と真っ先に思ったのは内緒です。

テーマ : 映画館で観た映画 - ジャンル : 映画

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マイ・ブルーベリー・ナイツ

►2008/03/22 

My Blueberry Nights
ウォン・カーウァイ 監督
2007年 フランス・香港 95min

CINECITTA' CINE5
284s SRD/DTS/SRD-EX


失恋してしまったエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は恋人の心変わりを知るきっかけとなったカフェに出入りするようになる。カフェのオーナー・ジェレミー(ジュード・ロウ)は売れ残りのブルーベリー・パイでエリザベスを慰めてくれた。ジェレミーの優しさに救われたエリザベスだが、彼女は旅に出ることを決意。旅先で起こったことを手紙にしたためジェレミーの元へ送るようになる。


「ぬ、ぬるい映画だな」と観終わってまず最初に思いました。
どちらかというと好きな作品だったけれど褒めるのはどうかなあーみたいな(何様)

ノラ・ジョーンズの曲って聞いたことなかったんですよね。
気にはなっていたので今度聞いてみます。iPodいっぱいなんだけどさ…


以下はネタバレで

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『夢二のテーマ』が流れた時は「ちょwwどんだけwww」だった。
本っ当に好きなのねー。
この作品には合ってるのか?いまいち判断がつきかねました。
おかげでエンドロールでは夢二のテーマとヴィトンの文字しか覚えてません。


ジュード・ロウがかっこよくて大変でした。
ジェレミーのキャラクターも和み系というか、あなたは待ち人を待つ灯台ですか懐の大きいおじいさんですかみたいな。惚れちゃうよ!
もてるだろうに…300日も一人の女待たなくても…(笑)
ちらちらと過去が提示されているのがいいね。


空とかアイスとろけるブルーベリー・パイとか色使いはさすが素敵。
特にジェレミーの店の中はなんだろう、さりげなくいろんな色に溢れてて、文字の書かれたガラス越しのカメラワークとかと相俟って綺麗だった。

この間『花様年華』観たばかりだからかしら、食事のシーンが目に留まる。
適度に食べっぷりのいい女の子ってチャーミングだと思うのだけれど、それはあれか?食べっぷりのいい私の願望ですか?


それぞれの街でのエピソードは、死をあまりにも安直に使ってないか?と思いはしたけれど自分の中であまり重要視してなかった部分なのでまあいいや。
レイチェル・ワイズが綺麗かった…前髪邪魔そうでしたけど。
てか、トラヴィス(フランキー・フェイゾン)、普通にひどいと思う。

ナタリー・ポートマンは大好きなのでこの映画の目当てのひとつでした。やっぱりキュートだー。
一緒に行きたかったからかもね、ていうのがなんかカワイイ。
ギャンブルの対戦相手はイカサマしてるに違いないとなぜか自信満々に考えていましたが違ったね…ごめん。

それにしても手紙というのはいいアイテムですよね。
用件と一緒に空気も運んでくるような優しいイメージ。


帰ってきて元彼の部屋が空室になっていたのは、いいな。
新カノとどっちに転んだのかわからなくて。
諸業無常の感もするし。

そしてあの1回目のキスシーンはうまいな!とうなった。
こういう手法に大変弱いです…どきどきどき。
そしてラストに繋がるのね(*´艸`)

もうちょっとスパイス効いてて欲しかったりもするけど、まあ、よかったんでないのという作品です(だから何様)
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ゼロ時間の謎

►2007/12/16 

L'Heure Zero
パスカル・トマ 監督
2007年 フランス 108min

Bunkamura ル・シネマ シネマ1
150s DS/SR/SRD


富豪の叔母・カミーラ(ダニエル・ダリュー)の別荘で夏を過ごすことになったギヨーム(メルヴィル・プポー)と妻キャロリーヌ(ローラ・スメット)。しかし別荘にはギヨームの元妻オード(キアラ・マストロヤンニ)がおり、屋敷は険悪な空気に包まれる。ある晩、カミーラの古い友人で弁護士のトレヴォース(ジャック・セレイ)が晩餐会に招かれやってくるが、翌朝彼は死体となって発見された。死因は心臓発作だがいくつか不可解な点が存在する。そして捜査に当たるバタイユ刑事(フランソワ・モレル)たちを尻目に第二の事件が起きようとしていた…


画面がなんだかラグジュアリーでそこだけでも素敵。
行きつ戻りつできない劇場公開映画という媒体で、未読のミステリーを私の脳がどれだけ理解出来るか大変不安でしたが、まあ最悪のアパパパ状態だけは避けられた気がします。

「殺人事件は、人々をある点に導く物語の結末に過ぎない。 その点こそがゼロ時間なのです」
「小説は事件を以て始まるが、事件とはあらゆる因子が絡まり合いそのゼロ時間まで進んだ結果」という論理というかベースが興味深かった。
ただ、それは全ての事件にいえることだからなんでこの事件のお話のタイトルになったのかまでは理解できなかっただよ…


まず新妻キャロリーヌからすごくクイズヘキサゴン臭を感じてしまいました。
あのけーわいっぷり。すごいわー。『山猫』アンジェリカ初登場の晩餐を思い出した。

元妻オードのキアラ・マストヤンニが美しかった!
陰鬱な顔で煙草をくゆらす姿が大人の女って感じですね〜。色っぺい。

重苦しい空気を中和する役柄の執事&メイドは空回り気味の感もあったけどまあいんでない。
それよか刑事&甥のコンビが素敵w
「甥は萌えキャラだ!」と断言されましたし(゚ε゚)
彼らもマープルのような有名シリーズのキャラクターなんでしょうか??さっっぱりわからん。


これ以上ヘタにしゃべるとネタバレしそうなんで隠しておきますよ

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しっかしまわりくどいことしたよなあ!!!


往々にして頭脳ある人の考えはよくわかりません。
まあしっかり犯人わからなくひきこまれ、二転三転する推理に釘付けだったわけですけど。

殺人そのものより出てくる人間たちのドロドロっぷりの方が恐ろしかった。昼ドラですか。
殺されてしまうのもある意味あの場からイチ抜けできて悪くないかも…とまで思ってしまったよ。
クレイジーな面々!


構成としては、冒頭でバッラバラのところにいた登場人物たちが、最終的に一堂に会すという形式がよろしかったです。
こういう集約されるタイプ好きだー。ぞくぞくする。

原作もより面白そう。
でも『そして誰もいなくなった』のあらすじ読んだだけで怖くなってしまう人間に読めるんかな…
しかもネタバレ読んじゃったし


最大の謎は、あの自殺未遂のおっさんがなんでロープ云々の告発を出来たかです。
刑事側から罠を作ったから協力しろて言われたならともかく…何か見逃したな自分。
ここの箇所の「あの晩は月がなかったよおじさん!」てのもかなりよかったですw
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戦場のアリア

►2007/11/18 

Joyeux Noël
クリスチャン・カリオン 監督
2005年 フランス・ドイツ・イギリス 117min

1914年、第一次世界大戦下のフランス北部ではフランス・ドイツ・スコットランド軍のにらみ合いが続いていた。オペラ歌手・アナ(ダイアン・クルーガー)はテノール歌手で兵役に服している夫(ベンノ・フユルマン)に会いたい一心で戦地でのコンサートを申し出る。コンサート終了後、夫と共に最前線の塹壕へ赴くアナ。そこではクリスマス・イヴの奇跡が起こっていた。


一緒に観てたママンが「タイトルほどアリアじゃないじゃん」
…うん、私も思った…
原題が“Joyeux Noël = Merry Christmas”、ドのつくストレートさですがそういう内容なのでまんまでいいよねえ…
考えた人はうまいことやったとか思ってるんですかね。どうでもいいけど。
ついでに言えば予告編の字幕もやっぱり華麗に大嘘つきで笑えたよ。


さてさて、時代背景・状況等を例によって全く分かっていない状態で鑑賞、そして例によってちゃんとは把握できないままストーリー進行。
それでも戦争の理不尽さはずしんと重く感じた。それでいいよね。よね…

聖夜の奇跡、スコットランド軍が故郷の歌を合唱する時点でやられてしまった。まだ起きてないよ奇跡。
英独仏、3つの言語で「メリークリスマス」と言ったシーンがとても印象的。
話す言葉が違っても、同じ大事なものを持っている…あの共有感はものすごくうらやましいと思った。
キリスト教徒たちのクリスマスは私達の想像も出来ないほど崇高で大事なものだろうし。
一方「ユダヤ教徒だからクリスマスは無関係。でも今夜のことは忘れません」もよかったな。
夜明け、最後の曲が『蛍の光』でしたね。日本人にも染み入る切なさ。

実際彼らの思いだけで戦争を終わらせることは不可能で、触れ合ってしまった分その後の戦いの日々は余計つらくなってるのかもしれない。
それでも奇跡の一夜を後悔することはなくあってほしいですね。
あのミサは荘厳だったもん。


…それで確かにアナは嫌な女ですね(笑)
あのミサを経た後でよくあんな行動がとれるなあ…
SHI・TA・TA・KA!

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太陽がいっぱい

►2007/10/20 

Plein Soleil
ルネ・クレマン 監督
1960年 フランス・イタリア 118min

金持ちの青年フィリップ(モーリス・ロネ)を彼の父親に頼まれ連れ戻しにきたトム・リプリー(アラン・ドロン)。しかしフィリップには帰る気はなく、親の金で放蕩三昧。婚約者マルジュ(マリー・ラフォレ)や自分への悪態、莫大な財産…トムはフィリップに殺意を抱く。


うーん、アラン・ドロン ステキ。
以前「これは面白いかどうかとかじゃなくて、アラン・ドロンに酔いしれるための映画だよ」て言われたことがあるんですけどなるほど確かに。


多分ねたばれるので伏せて

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なんかねー、話の感想を述べよと言われるとかなり困る。
面白かったよ!と興奮しては言えないんだけど罵倒するほどつまらなかったわけでもなく。
なんだろう『モンテ・クリスト伯』ばりの精緻巧妙計画を期待していたんだろうか。
もっと巧みに、社交界とかにも出入りしちゃうぐらいのなりすましを想定していたので。
自分頭切れるぜ言うわりには行き当たりばったりじゃねえかみたいな。

殺すまでの過程はかなり自然に感じられたな。
結構それまでに時間かかるんだなとは思ったけど。フィリップ死んだのは開始後40分(やな視点)


アラン・ドロンの美しさは評判どおりものすごく、『山猫』よりも際立っておりました。
冒頭はその端正な顔立ちに、どきどきするというよりは純粋に冷静に、はあ綺麗だなと感心。
でもマルジュを誘惑する例のシーンやばいね!
目で殺されるね!手にちゅーで撃ち抜きだね!!
青い目ずるい…


「太陽がいっぱいだ」にドン引き、というレビューもあったけど私は特には感じず。
『姑獲鳥の夏』の「姑獲鳥の、夏だ…」よりはずっとずっといいと思うよ。五十歩百歩なんかな。
終わり方はとても好きだな。
死体が出てきた以降マルジュの表情が一切出ていないところ、笑顔のままトムがフレームアウトした点、ぞわぞわします。
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テーマ : ヨーロッパ映画 - ジャンル : 映画

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I n f o

映画とか本とかについての
つらつらおぼえがきブログです。
なにかひとこと(ツッコミ含)
いただけたらうれしいです。

時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
興味持ったらなんでもこいですが
わりと少女趣味な気がします。

のぞみ: ペーペー/怠慢/逃避癖

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