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映画とか本とかの感想をぺちゃぺちゃ書いておくところです
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ハンティング・パーティ

►2008/05/13 

The Hunting Party
リチャード・シェパード 監督
2007年 アメリカ 103min

CINECITTA' CINE2
129s SRD/DTS


ベテランカメラマンとしてNYで活躍しているダック(テレンス・ハワード)はレポーターのサイモン(リチャード・ギア)と再会する。二人はかつて共に戦火をくぐり、伝説的なレポートを送り続けていたパートナーだった。サイモンはダックに特ダネと称し戦争犯罪人フォックス(リュボミール・ケレケス)の情報をちらつかせる。そこにTV局副社長の息子ベン(ジェシー・アイゼンバーグ)も飛び込み、3人はフォックスを追うこととなった。


なんだか映画観るの久しぶり…今月初めてだもんなあ。
とりあえず寝なくてよかった。

マルヤナがダイアン・クルーガーだったことエンドロール観るまで気付かなかった私。
どうりで(無駄に)綺麗な人だなーと思ったわけだ。


『大いなる陰謀』同様、やりきれないものを感じるのは扱っているもののせいですね。
そういうものなのか、男たちのスリリングな珍道中(←?)をワクワクドキドキして観るものなのかいまいちわかりかねました。
まあ楽しく観られたかな。


以下、ネタバレ

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ビビリなので斧で殺されそうになるシーンは怖かった…!
サイモンは(キャスティング的に)死ぬわけないだろと思っていたけど、ベンに対してはそれほどとの自信が持てなかったので思わず目をつぶってしまったり。


微妙にもやもやを感じる箇所もいくつかあったものの、フォックスを捕らえられてよかった、と素直に思った。
あそこで捕らえることは出来ても無傷で脱出することなんか出来ないんじゃ…と思ったら負けよね、うん。
その後の処置も滑稽かつよかったのではないかなと思う。
少なくとも私にはあれより良案は思いつかないです。
でもそれって問題なんだよな。
悪いことをした人間を捕らえて然るべき刑罰を加える、という単純なシステムがなぜ機能しないのか。悔しいな。

本当、飛行場で「走れ!」で終わられたらどうしようとヒヤヒヤしましたw
その方がいい、捕物帳は蛇足て意見もありそうだけど、そうなったらどんな青春ものだよとつっこまずにはいられない。


月並みな意見だけど、本当戦争ってなんなんだろうなー。
フォックスは凶悪犯との認識が強いけれど、何らかの彼なりの信念ていうものがあるんだろうし。
力ない人を殺してまで貫く信念てどんなものなのかとかよくわからない。
映画の感想という他愛ないことでも、文章を発信するって自分の薄さをさらけだすことですね…今更だけど。

マスコミの功罪というのもテーマの一つですね。ちょっとだけ考えてしまう。
メディアリテラシーを豊かにしていかないといけないなあ。
ラストの事実?の列挙がもしかしたら一番面白かったかもしれない。
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テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

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パリのカフェ展

►2008/05/06 

パリのカフェ展―カフェに集った芸術家たち
渋谷・東急本店

タイトルどおり、たくさんの芸術家たちがたまっていたあんなカフェこんなカフェ展です。
名前だけなら私でも知っている芸術家たちが続々、っていうかぞろぞろ。
こんな人たちが一同に会してたなんてすごいぞパリのカフェ。
しかも展示されていたそんな芸術家たちの写真はマン・レイ撮影。すごいぞパリのカフェ。

それぞれのカフェについての説明のほかにカップとかメニュー(現在のものぽいけど)が展示されていました。
もうかんわいいわあ〜欧州コンプにはたまらない!
ガラスのテーブルウェアっていうんですかね?も繊細でおされ。

ところで現在のメニューらしきものもありましたと書きましたが、ドゥ・マゴというカフェのメニューがありえなかった…一番安いので7ユーロってあなた!


芸術家たちが集まったとか、それ目当てに人が来たとかも面白いな。
世界は、ミーハーたちが、動かしている!と思わなくもない。

貧しい画家からは絵を、詩人からは詩を代金代わりに受け取ったとかちょっといい話。
だけど政治的とか騒がしくなったとかで環境が悪くなると“芸術家たちは○○へ移った”とかいう記述が何回か出てきて、うう、非情な。


当時のカフェの様子を写した写真も見たけれど、結構客がぎゅうぎゅう詰めに座っているショットとかもあってびっくり。
あれじゃくつろげねえよ…
ギャルソンたちを写したのもあって、かわいいおじさまたちにキュン。
ときめいて仕方ないです。
上からいけるページも下のほうにギャルソンのおじさま写っててきゅんとするのでぜひご覧ください。

カフェじゃないけどロートレックが描いたムーラン・ルージュのはじめ、おされポスターも数点観られました。
『ディヴァン・ジャポネ』のタンブラー買ったよ!会社で使うんだ。この間研修中砕けたカップの後継者として!

とりあえずカフェ、というかパリに行きたくなる展覧会でした。誰か連れて行ってください。


「すごい」「かわいい」「おされ」「きゅん」アホ丸出しワードばかりでこの記事構成しちまった…

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モディリアーニ展

►2008/04/27 

あの名作から、知られざる原点まで―モディリアーニ展
国立新美術館

そんなに混んでなくてよかった。
年齢層は結構バラエティに富んでいた気がするけど。


プリミティヴィスム、カリアティットと今まで知らなかった彼の世界は興味深かった。
別人の作品みたい。
そこからいかにもモディリアーニ、と私がイメージする絵に移っていく過程をまるっと追えた気がして満足です。

私はやっぱりその「いかにもモディリアーニ」が好きかなー。
女の人、とりわけ妻ジャンヌを描いたものが。
彼のよく使う色…ジャンヌの瞳の色、あのくすんだような色、淡い青磁器のようなあの色がとても好き。
『大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ』、『肩をあらわにしたジャンヌ・エビュテルヌ』、ジャンヌではないけれど『珊瑚の首飾りの女』とか去年素敵だなあと思った絵たちに再会できたのもとても嬉しかった。

ジャンヌ以外の絵では『黒いドレスの女』、『マリー・ローランサン』、『若い娘の肖像』とかが好き。
タッチが違う絵では『嘆きの裸婦』がえもいわれぬ気迫を感じて気に入った。
そうそう、この人の裸婦って(嘆きの〜は除くけど)とてもエロティックだと思いました。
なんというか彩色が生々しい…


びっくりしたのはほとんどの絵が個人蔵だということ。
なんともうらやましいわね。

生まれて初めて美術展で図録を買ってしまいました。
いつも欲しくなるけれど、値段と「どうせ読まないから!」という自分への説得で見送っていたのに…ウフ!

そして心地よい重みを携え、いい陽気の六本木をフンフン歩いていたら「帰りに豆腐(絹)買ってきて」とメールが入り、突如現実に引き戻された一日だったのでした。

そういやモディリアーニ夫妻の映画、全然観れてないや…!

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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大いなる陰謀

►2008/04/26 

Lions for Lambs
ロバート・レッドフォード 監督
2007年 アメリカ 92min

CINECITTA' CINE2
129s SRD/DTS


ベテランジャーナリストのジャーニン・ロス(メリル・ストリープ)は、未来の大統領候補と目される上院議員アーヴィング(トム・クルーズ)から対テロ戦争の新作戦についてリークを受ける。その作戦はたった今始まったばかりだという。同じ時刻、カリフォルニア大学では歴史学のマレー教授(ロバート・レッドフォード)と優秀にも関わらず勉学がおろそかになっている学生トッド(アンドリュー・ガーフィールド)とが話をしていた。話題となっていたのはマレー教授の教え子だった2人の志願兵(マイケル・ペーニャ、デレル・ルーク)。2人はその頃戦いの最前線へと赴いていた。


おもろいイメージがつきまとうトム・クルーズですが、実は彼の作品を観たことがなかった私。
というわけで先入観は全て捨てて、一度ちゃんと観ようということでの鑑賞です。
その辺に関しては全然問題なく観られました。

が、寝落ち。

不覚…映画館で寝るのは『ダ・ヴィンチ・コード』に次いで2度目です。
そんなに長い時間ではなかったと思いたいんだけど、見事にさっぱりわけわからなくなっておりました。


ので、以下は話半分に読んでください。
たいしてネタバレしてません(できません)

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3つの舞台が交錯するわけでもなく収束するわけでもなく、最後まで独立したまま終わっていたので登場人物たちの温度差も変わらぬまま。
そのせいかドラマというよりはドキュメントとかニュース番組を観ている感覚にさせた。

彼らの言うことはそれぞれある程度の説得力を感じるのでどれが正しいとも言えず、やりきれなさを感じた。
冷めた学生というトッドの立場が今の自分は近いかなあ。
いけないと思う部分と、でも実感がないし結局生活するうえではこうなっちゃうんだよっていう開き直りの部分と。
誰もが加害者だな、とぼんやりとした意識の中で思いました。


ただ、それぞれの意見とか立場はそう目新しいものではないし、上記のように3場面最後まで独立し通し、お互いに触発したりされたりするわけでもないので「だから?」と思わなくもない。
温度差や不毛さだけを感じながら一筋の希望もなく終わっていたのが後味よくないかなー。
タイトルとかからミステリーサスペンス・ちょいアクションありみたいなのを無意識に期待していたようなので、肩透かし食らった気はする。
リアルさを失ってでももう少しトリッキーな部分とかあってもよかったんじゃないかな。

3場面のうち2場面は密室ミステリーてわけでもないのに座ったままの対話が延々続く。
ので別に映画じゃなくてもよかったんじゃないかしら。
小説で書かれていそうなことをいっぱいしゃべっていたなあ、という印象。


結局初トム様はベスト姿がかっこよかったです。
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テーマ : 大いなる陰謀 - ジャンル : 映画

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それゆけ、ジーヴス

►2008/04/24 

Carry On, Jeeves
P・G・ウッドハウス 著
イギリス
森村たまき 訳
国書刊行会

シリーズ前作:『よしきた、ジーヴス』

二日酔いに苦しむバーティーの前に現れた新しい執事・ジーヴス。彼のとある発明に感銘を受けたバーティーは、即座に彼の雇用を決定する。この時バーティーは横顔の美しいフローレンス・クレイと婚約中であった――「ジーヴス登場」を含む短編全10編。


いやあ、面白かった。
長編より短編のが好きだな。
たくさんの事件と解決が詰まっててお得感。

3冊目にしてじわじわ中毒づいてきたようです。
ヘンテコな訳文含め病み付きになってる…!
“名残惜しさを感じながら読む”ことは今までにもあったけど、“出来るだけ進まないよう読む”経験ってもしかして初めてなんじゃないかしら。

とにかく、とにかく、

ジーヴス、黒!!


以下はネタバレ含んでなっげえです

>> ReadMore


まずはジーヴスの初登場。
初仕事がご主人様の婚約破棄だなんて!
なんてミラクルな執事なのかしら。

そして前から気になっていたのがジーヴスのおめざ。どんなんよ。
バーティーの表現だと魅力的ではありますが、あまり健康によくなさそう。
一時の爽快感と引き換えに少しずつ寿命をすり減らしていそうな…
初めて入った家でいきなり作れるということは、そんなに珍しい材料は使ってないんだろう。それとも持ち歩いてるのか?


2〜9章もいちいちおかしかったです。
醜悪な赤子の肖像とか、歩けばウースター氏にぶつかるサー・グロソップとか。
あとがきでサー・グロソップはバーティーと仲良しになるとありましたのでその辺これからも楽しみ。
ていうかあとがきにそんなネタバレ書いていいんでしょうか(笑)
ジーヴスの策が個人的に一番痛快だったのは、「ジーヴスと招かれざる客」。悪い奴だなあ。

ジーヴスどんだけ親戚いるんだよとは思いましたがいいよもう世界各地にちらばっていなさいよ。
姪のこと、可愛がってる(少なくとも同情するほどには)けど美の殿堂で働くのはいいんですか…
自分の名前も忘れるアパパ卿に嫁入りするのはいいんですか…お金持ちだから愛し合ってるから、いいんですか。


そしてこのあたりで、気が付けばバートラム・ウースター氏がいとおしくてたまらなくなっていました。
今までジーヴスのいろいろな意味でお素敵なところばかり目が行ってたけども。
不憫な坊ちゃん。
でも不憫じゃないバーティーなんてバーティーじゃないよね!とにやにやが止まらない。

「僕は自分が、大まかに言って通常人が持つべき脳みその半分くらいしか持っちゃいないってことを完全によく理解してる。
それで普通人の容量の2倍くらい脳みそのある女の子がやってくると、そいつはあまりにしばしば目に恋の炎を燃やしながら僕のところに直進してくるんだ」
(p229)
…もう爆笑。これを直進されてゲンナリしながら真剣に言うんだもの。
これだけ自覚してて明るく生きられるあなたは輝いていますと言いたい。
そしてこれに対するジーヴスの答えが「種のバランスを維持せんとする大自然の采配かと拝察いたします」(p230)なのも、バーティーの脳みそへのフォローが皆無で素晴らしいです。

絶好調のファッションセンスに加えて、口髭を生やしてみたり養子が欲しいと言い出してみたりとほんと愛すべきお人です。
髭、 絶 対 似合わなそう。


それでも今回はジーヴス、1・2に比べてあまりひどいことしてないなあ…と思っていたらやってくれたよ第10章「バーティー考えを改める」!
なんてドSなの!
「雇用主は調教馬のごとし」「雇用主に脳みそは不要」素敵な語録がばんばん飛び出しているよ。
彼はご主人様の絶望された姿を見て心とろけそうになるということです…なんて危ない人なんだ。
そのくせ心がとろけるその瞬間だって無表情なんだろうな。
「最悪の試練」「痛々しい」お前が仕向けといてw
「これはまさしく見逃したらば後悔いたすような経験でございました。
ウースター様は、一言で申し上げれば、疑問の余地なく、ご自分の限界を超克し、更なる高みへと上られたのでございます」
(p340)
あまりの黒さにぞくぞくします。

バーティーも変な人に好かれたものだ。
でもそんな彼がいないと何も出来ないんだよね。
タイまで結んでもらうもんなんだね。いやはや。
これでバーティーが女子校演説のことをよしきた〜であんなに忌まわしげに言っていたのかがわかりました。ありゃトラウマになるわ。
なんだかもう、この箇所思い出すだけで心に春風が吹きます。つらいことも頑張ります(笑)

ところで、この章では私がかねてよりさりげなく望んでいた“タメ語ジーヴス”が見られるのです。
うはうはですが、ここよりむしろ「きわめて不快でございますな、旦那様!」(p155)の方が、彼にしては怒りをストレートに表現しててキュンとしました(M?)


話は全然変わりますが、ジーヴスの「はい?ご主人様」てセリフを読むと『相棒』の右京さんを思い出してならない。
ちょっと年は上だろうけど、イメージはいいところいってる気がします。チェス好き紅茶好きっていうし。
あと、今回はジーヴスが比較的表情豊かだし、外見の描写も入っていますね。
「突き出した後頭部」をやっと確認できてよかった。

無駄に長くて引用多くてテンション変ですいません。



(追記)
あたいジーヴスってファーストネームだと思ってたよ…あんれまあ…
そうかだから Jeeves & Wooster シリーズなのか…
レジナルドさんとおっしゃるそうです。
Reginaldはリーダーズによると wise dominion から派生したそうでうけました。はまりすぎ。
そして発音記号によるとJeevesはジーヴズが正しそうだね。
以上、仕入れたての豆知識でした。
でももうJeevesじゃなくてJeeveSって書くべきだよね。
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つらつらおぼえがきブログです。
なにかひとこと(ツッコミ含)
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時代物、欧州とか舞台なのが今のところ好み。
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